愛媛県が日本一を誇る造船業に力強い助っ人が登場です。松山市内の企業が、自動で船の溶接をするロボットを開発し、20日に中村知事に報告しました。人手不足が進む業界での活躍が期待されます。

アーム型のロボット。レーザーと高精度のカメラを使って溶接する場所を検知し、スイッチ1つで動き出します。

このロボットを開発したのは、画像識別装置などを製造する企業「システムエルエスアイ」。愛媛県から約1000万円の補助を受け、約2年をかけて完成させました。目的は造船の溶接職人の人手不足を補うため。今治市の造船会社「新来島どっく」の工場に導入されることになっています。

県庁では、この開発企業の中浦一浩社長、そして「新来島どっく」の関係者らが中村知事に開発を報告し、デモンストレーションを行いました。

造船工場では、1つの船をブロックに分けて造る際、約1万個のパーツを全て手作業で溶接。熟練の技術が必要です。しかし、このロボットの導入で1.5倍の効率化が図れるほか、作業の習熟度に関わらず安定した溶接が実現できるということです。

中村知事:
「技術で人手をカバーする技術利用はすごく重要になってくる。溶接はほとんど職人さんの経験値でやってたので、こういったものが入ってくると非常に大きな戦力になるのでは」

システムエルエスアイ・中浦一浩社長:
「(今後は)さらに溶接する箇所を広げていく。より使い勝手の良いものにしていきたい」

ロボットの作業は船体の一部の溶接が対象。「新来島どっく」には5月中に1台が導入される予定で、この企業は、現場からの意見を取り入れるなどして能力を向上させ、全国の造船会社に年間10台のペースで販売していきたいとしています。

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テレビ愛媛
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