もっともカスが出にくいのは、紫外線吸収剤のみの日焼け止めです。

次に、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤を両方配合した日焼け止めなら、紫外線散乱剤の量が減るためカスが改善するケースがあります。

また、紫外線吸収剤を使いたくないという場合は、酸化亜鉛を避けて酸化チタンのみ配合の日焼け止めを選ぶことで多少はカスが改善するかもしれません。

そして、ビタミンCが配合されたスキンケア製品を使っている場合は、夜寝る前にだけ使うなどして様子を見てください。

塗り方や使い方の工夫でも改善

カスのもととなるポリマーは、あらゆる製品に配合されています。明らかにポリマーが高配合されたオールインワンゲルを除けば、一般の人が原因の製品を見極めるのは難しいでしょう。

ですから、日焼け止めやビタミンC美容液との組み合わせを意識しても改善しない場合は、「塗り方」や「使うタイミング」を工夫してみましょう。

まず、カスは摩擦によって発生するので「こすらないこと」が大事です。

(イメージ)
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日焼け止めを塗る際は、指で置くように塗ったり、パフを使ってポンポンとなじませましょう。多少ムラにはなりますが、カスを抑えるには有効です。

また、スキンケアが乾き切る前に日焼け止めを塗るとカスがでやすくなるので、スキンケアが乾いてから日焼け止めを塗布することもポイントのひとつです。

そして、ビタミンC配合のスキンケア製品だけでなく高価な美容液は「夜だけに集中して使う」という考え方も有効です。

奮発して買った美容液を朝に使って、汗で流れたりカスになって落ちてしまったりしては、悲しいですよね。朝はカスの原因にならなそうなアイテムを少数だけ使い、夜は丁寧に集中ケアをする。この考え方がカスを抑えてスキンケア効果を高めることの助けになるはずです。

みついだいすけ
現役の化粧品開発者として、日々コスメ業界のリアルな裏側をSNSやYouTubeで発信。大手化粧品OEM会社勤務。

構成=高木さおり

みついだいすけ
みついだいすけ

現役の化粧品開発者として、日々コスメ業界のリアルな裏側を発信。大手化粧品OEM会社勤務。Xフォロワーは13.5万人。YouTubeでは、成分や処方の視点から、メイクやスキンケアの本質を科学的に解説。ネット検索では出てこない、現場の開発者だからこそ知っている化粧品の効果的な使い方や選び方を紹介している。美容メルマガ『みついだいすけの美容コラム』を運営し、肌やコスメの悩みを自分自身の力で解決できる世の中を目指している。