トランプ大統領との首脳会談に臨む習近平国家主席の思惑について北京の垣田支局長に伝えてもらいます。
垣田支局長:
ここ北京は、トランプ大統領の13日夜の到着を控え、街中に警察車両がいつもより多く配置され、警備体制が強化されています。
14日行われる注目の首脳会談ですが、習主席が重視するのは台湾問題です。
アメリカによる史上最大規模の台湾への武器売却は、現在トランプ大統領の承認待ちと言われています。
これに対し、中国側は、「台湾問題は越えてはならないレッドライン」と再三、警戒感を示しています。
背景にあるのは、9年前、2017年の訪中です。
この時、世界遺産の「故宮」を貸し切り、習主席自らトランプ氏を案内して米中関係の安定をアピールしたにも関わらず、トランプ政権は中国に対し、制裁関税を次々に発動しました。
習主席にとってはメンツをつぶされた形で「同じ轍は踏まない」と考えているかもしれません。
一方のトランプ大統領は、イランの友好国である中国の働きかけやボーイングの航空機購入など大型商談の合意に期待をしています。
トランプ氏が示す「ディール」に対し、習主席が台湾問題で譲歩を引き出すためにどういうカードを切るのか、両首脳の駆け引きが注目されます。