鹿児島市の慢性的な渋滞解消に向けて整備が進む鹿児島東西道路。全長約2300メートルのトンネル掘削は、残りわずか36メートルまで迫っている。貫通の瞬間はもう目前だ。
武岡トンネル周辺の渋滞を解消する「切り札」
鹿児島東西道路は、鹿児島市田上にある九州自動車道の鹿児島インターチェンジから、同市上之園町の甲南高校近くまでの全長3.4キロを結ぶ道路だ。そのうち約2.3キロは地下を中心にトンネルが掘られており、完成後は武岡トンネル周辺で長年続く慢性的な渋滞の解消が大きく期待されている。

武岡トンネル周辺の渋滞は、鹿児島市内の交通事情を語るうえで欠かせない問題だ。鹿児島東西道路はその「切り札」として位置づけられており、地域住民にとって完成を待ち望む声は少なくない。
掘削の進捗は98.5% 視察団が現場を確認
4月28日、鹿児島東西道路の建設促進期成会のメンバーが現地視察を行った。鹿児島国道事務所によると、トンネルは4月末時点で、甲南高校方面から田上方向へ2286メートルが掘削済みであり、全体の98.5%が完了している。残りはわずか36メートルだ。

工事の進捗を間近で確認したメンバーにとって、その数字はゴールへの確かな手応えを感じさせるものだったはずだ。
貫通時期は未定 早期完成へ官民が一体に
一方で、トンネルの貫通時期は現時点では未定であり、鹿児島東西道路全体の具体的な完成時期も示されていない。残り36メートルという数字は目前に迫っているものの、貫通後も道路としての供用開始までにはさらなる工程が待っている。
視察に参加した鹿児島市の下鶴隆央市長は、「早期完成に向けて官民一体となって全力で建設促進に取り組んでいきたい」と力強く語った。地域の交通課題を解決するこの大規模プロジェクトに対し、行政と地域が一丸となって取り組む姿勢を改めて示した形だ。

鹿児島東西道路の完成が鹿児島市民の毎日の暮らしをどう変えるか。貫通の瞬間、そして開通の日を、多くの市民が心待ちにしている。
【動画で見る▶鹿児島東西道路、トンネル掘削残り36mに 貫通時期は未定も完成へ前進】
