愛媛県松山市がJR松山駅西側に整備を予定していたアリーナ。愛媛OVの本拠地として検討されていたなか、チームのオーナーで、サイボウズの青野慶久社長が4月30日、「JR松山駅そばへのアリーナ建設は難しい」と表明し、ほかの用地を探す考えを示しました。市は今後、市民会館の代わりとなる文化施設も視野に計画を見直す方針です。
JR松山駅周辺を巡っては、松山市の野志市長が3月に再開発プランを発表。駅西側に2031年度の利用開始を目指し、5000席規模のアリーナなどを整備する計画を示していました。
ところが事態は一変。野志克仁市長と、愛媛OVのオーナーでサイボウズの青野慶久社長が共同会見を30日に開き、青野社長は駅西側でのアリーナ整備は難しいと表明しました。
青野慶久社長:
「何度も図面を描いたが、なかなかいい図面が作れなくて。JR松山駅南西のところで作るのは難しいといった判断をさせていただくことになりました」
青野社長は、JR松山駅西側の1万平方メートルの敷地では、周辺の開発余地が少ないことなどを指摘。建設費が高騰するなか、この用地で「コストを抑えながらアリーナの体験価値を提供するのが難しい」と説明し、ほかの用地を探す考えを示しました。
野志克仁市長:
「サイボウズと連携したアリーナ整備を目指していたので残念です」
野志市長は、これまで緊密に連携してきたサイボウズとのアリーナ整備が難しくなったことを受け、今後、アリーナを提案した愛媛経済同友会、事業に参加の意向を示していた事業者などの意見を聞く姿勢を示しました。
この上で、老朽化した松山市民会館の代わりになる文化施設の整備も視野に、計画を見直す姿勢を示しました。
野志市長:
「現在、文化施設のあり方検討会で、市民会館の代替施設について協議していて、車両基地(JR松山駅西側の用地)を候補地の1つとするかなど、会の中で意見を伺いたいと思います」
野志市長は、できるだけ早くJR松山駅西側の用地の活用方法を判断したいとしています。アリーナ整備で動き出した計画は、わずか1カ月半で不透明となった形です。
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