愛媛県松山市の陸の玄関・JR松山駅周辺の再開発で、サイボウズの青野慶久社長が「駅横のアリーナの整備は難しい」と4月30日に表明しました。これまで二転三転してきたアリーナを巡る動きを振り返ります。

松山市は2015年、市が取得する松山駅西側の車両基地跡の活用方法について、ホールなど文化施設の整備を核とした「基本構想」を策定。この時点では、ホールの整備で進むと思われていたものの、その9年後のおととし4月、新たな動きがありました。

その動きとは、スポーツの試合やライブなどができる5000人規模の「アリーナの整備」の提案。提案したのは、愛媛県内の経営者らでつくる愛媛経済同友会です。

松山市はそれまでは2015年策定の基本構想に沿って、老朽化が進む松山市民会館の代替施設として、2000席規模の「劇場型ホール」を整備する方向で検討を進めていましたが、提案を受けておととし9月、新たな方針を示しました。

野志市長:
「現在、経済団体から5000席程度の多目的に使えるアリーナの要望を。文化団体から市民の文化活動の場で100席程度の小規模のホールの要望を頂いています。私としてはその両方を実現することを目指したい」

その新たな方針は、これまでの構想になかった「アリーナ」を建設し、文化団体からの要望を踏まえた「小規模なホール」を併設するものでした。

ところが去年、再開発の基本計画策定に向けた有識者による検討会で、委員から「アリーナとホールの整備は分けて考えるべき」との意見が相次ぎ、「ホール」については「アリーナ」とは別の場所で検討する方向になりました。

そして今年3月に発表された「松山駅周辺のまちづくりプラン」で、車両基地跡に200億円かけて5000席規模のアリーナを建設する計画が発表され、ようやく施設整備へ動き始める矢先でした。

愛媛オレンジバイキングスのオーナーで、サイボウズの青野慶久社長は4月30日、「JR松山駅横へのアリーナ建設は難しい」と表明し、ほかの用地を探す考えを示しました。

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テレビ愛媛
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