九州新幹線長崎ルートをめぐる“ルートの判断を留保した環境アセス”について佐賀県の山口知事は、国の提案は「幅が狭すぎる」「可能性を閉じるのではなく北から南まで幅広く幅を取るべき」との考えを強調した。

「環境アセスの帯の幅が狭すぎる」

4月16日、佐賀県の山口知事と面談した国土交通省の水嶋智事務次官は「未整備区間のルート判断を留保した上での環境アセス」を提案した。

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国からボールを投げられた形となった山口知事は、4月24日の会見で「認識にずれがあった」と面会後に水嶋事務次官に電話で伝えたことを明らかにしている。

また山口知事は4月29日、報道陣に対し「基本的に(環境)アセスの帯を作ることに関して両者は合意していると認識している」とした上で「合意する帯の幅が狭すぎる」と述べた。

「北から南まで広く幅を取るべき」

佐賀県 山口知事:
いろいろな意見があるから、ここで可能性を閉じるのではなくて、北から南まで幅広く(環境アセスの)幅を取るべきではないかと佐賀県は申し上げている

山口知事はこのように述べ、国の提示した範囲では佐賀空港を通る南側ルートなど佐賀県南部が含まれないことから、県は環境アセスを行なう場合、より幅のある地域とするよう国と交渉していることを明らかにした。

佐賀県 山口知事:
この段階でどこかの部分をないものにするということは強い意思決定だけど、まだまだ議論は足らないとも思うし、そうではなくて、議論(の材料)を提供するためでもあるので、であれば幅広い範囲でのアセスであるべきだと言っている

山口知事は5月に国交省の水嶋事務次官と面談する予定で、協議の行方が注目される。

サガテレビ
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