2年ぶりに始まった政府の備蓄米買い入れの入札。米の価格は今後はどう変わるのでしょうか?
鈴木衣緒里 記者:
様々な種類のお米が並んでいますが、一番安いものでは5kgで3000円代前半となっています
静岡県静岡市葵区のスーパー。
以前は5kg4000円台の米が多く並んでいましたが、いまは銘柄米も3000円台に…。
買い物客:
少し安くなっている。もう少し安くならないかな
買い物客:
500円くらい下がってますね。今(価格が)どのくらいになっていて、他にいいものがあるかと思って来ました
スーパーでの米の平均価格は3月、7カ月ぶりに3000円台に。
その後も緩やかに下がり続け、4月12日までの1週間では3873円でした。
専門家は米の在庫を抱えすぎていた業者の動きが影響していると分析しています。
宮城大学・大泉一貫 名誉教授:
民間事業者はいまここで在庫処分してキャッシュに換えないと、来年のお米が買えない状態になってくる。どうしてもここで、たとえ損切りしたとしても在庫処理をしておきたいという動きがみえてきている
このスーパーでいま米全体の売り上げの4割を占めているのが比較的価格の安いブレンド米です。
“令和の米騒動”前には陳列していなかった商品で、店側は産地や銘柄より米の値段で選ぶ買い物客が増えていると考えています。
田子重セナ店・遠藤亨 店長代行:
(買い物客は)他店と当店の値段を常に比較しているのでは。周りのスーパーを調べて負けないような値段で対応している
こうした中、農水省は4月14日に政府備蓄米の買い入れに向けた入札を2年ぶりに再開。
初回の落札率5.6%は過去3番目の低水準でした。
政府の買い入れ水準は2026年の秋に収穫される新米の先行指標とされていて、専門家は今後もしばらく米の価格は下がる傾向になると考えています。
宮城大学・大泉一貫 名誉教授:
(落札率の低さは)底値となるであろう備蓄米の予定入札価格もそれほど高い水準には設定されていなさそうだと。来年(26年産米)はもっと下がるので、業者はもっと値段を下げて売るという行動に出てくる。3000円に限りなく近く下がってくる可能性がある