4月に入り各地で本格的に始まった田植え。

静岡県掛川市の米農家・桑原達美さん(78)も家族総出で作業にあたっています。

米農家・桑原達美さん:
安心して食べてもらえる、おいしい米を作りたい

ただ、悩みの種となっているのが中東情勢の悪化に伴う原油不足と価格の高騰です。

米農家・桑原達美さん:
以前は(軽油も)100円から120円くらいで安定していたが、ここへ来ていきなり150円くらいになっているので非常に上がっている。3割以上も上がっている。1日に田植え機とトラクターで100Lくらい使う。計算したら田植えの時期だけで燃料が20万円くらい。去年に比べてかかっているのではないか

桑原さんは主に農業の収入で生計を立てている専業農家。

35haに及ぶ田んぼで米を育てるためには様々な農機具はもちろん、肥料も必要不可欠ですが、昨今の物価高により価格は上がる一方で、更に夏場の猛暑対策にも費用を要するなど生産コストは増加の一途をたどっています。

米農家・桑原達美さん:
できるだけ経費をかけないやり方をしようとしているが、量をある程度取る、安定して取る、おいしい米を作るとなるとやめることができないことがある。絶対欠かせないことが(ある)

ただ、生産コストの上昇が米の価格に反映される保証はありません。

また、いまから心配されるのが秋の収穫。

その時の原油に関する動向が現状ではまったく見通すことができないからです。

米農家・桑原達美さん:
秋に収穫が始まった時、コンバインの燃料や米の乾燥に使う灯油があるのかないのか、値段がいくらになるのかわからない。それが一番不安

先行きが不透明な中東情勢に加え、近年は異常気象が頻発化する中で、桑原さんは米を安定して生産・消費できる体制や政策を国が実現してほしいと訴えます。

米農家・桑原達美さん:
僕たちとしては、みなさんに安心して食べてもらえる値段が望むところ。それと同時に、我々も安心して生産を続けていける値段が一番理想だと思っている

テレビ静岡
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