(2)中身は家にあるモノでOK 

 中に入れるモノを選ぶときのポイントは、今まで外出先でのちょっとした困りごとの際に「家から持ってくれば良かった…」「たまたま持っていて助かった!」と思ったことがあるモノを入れることです。

家にある便利なものを入れてみましょう
家にある便利なものを入れてみましょう

海上保安官時代の緊急出港の際に、買い足すのを忘れていて生理用のナプキンが足りないかもと不安になった経験から防災ポーチに生理用のナプキンを入れています(当たり前ですが、まわりは男性海上保安官ばかりなので、生理用品は借りられない!)。

また、普段から財布を持ち歩いているので、「防災ポーチ」の中に現金は入れていませんが、電子マネー派の方は、少し現金を入れておくと、より安心です。

(3)お金と時間をかけない

手間をかけすぎないことも大切
手間をかけすぎないことも大切

私が、防災ポーチに入れるために新しく購入したのは「笛」のみ。あとは、家にあるモノの中から「外出先であったら便利かも」と、思ったモノをポーチにまとめました。

準備時間(笛の購入時間を除く)は、約5分。たった5分の手間で、安心・安全を持ち歩けるのは嬉しいですよね。

また、防災ポーチに使う「ポーチ」も、家に余っている巾着やポーチでOK。「ただ持っているだけ」になっていたモノを再活用できるうえに、お金をかけずに簡単に防災力を上げることができます。

「防災」を日常の延長に

私は、自分が被災して初めて誰でも被災者になる可能性があると実感しました。いつどこで災害が起こるか誰にも分かりませんが、いざというとき「備え」があれば防災力は確実に上がります。しかも、「防災ポーチ」は災害時だけでなく、外出中のちょっとした困りごとにも便利!あなたも今日から「小さな備え」を始めてみませんか。

防災は小さな備えから
防災は小さな備えから

川崎みさ(かわさき・みさ)
1985年生まれ、広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、防災士、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。

川崎みさ
川崎みさ

1985年生まれで広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、防災士、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。大型巡視船で働いていた経験を活かし、限られた環境と予算でも暮らしを楽しむ工夫を発信中。「お金はないけど知恵はある」海保マインドと「海保式やりくり」で、暮らしの「ちょっと困った」を解決するライフハックを発信する。
産後1カ月のときに西日本豪雨で被災した経験から、「親としての覚悟と準備の足りなさ」を自覚し、災害への備えを考えるようになる。海上保安庁を退職後に「災害について多くの人に考えてもらえるキッカケになれば」と、防災についての発信や、防災教室を開催している。テレビ、新聞、雑誌、NHKラジオなどメディア出演多数。趣味は古着屋めぐりとマンガを読むこと。