「父親は絶対子どもと飯食わないんです。ある時弟の良純が“父さん、何で僕たちとご飯食べないの?”って聞いたんです。父は“うるさくて何喰ってるか分かんねぇじゃねぇか!”って…」と子どもにも容赦なかったとか。

食べている料理は、お父さん側が関西風、伸晃さん側が関東風と味付けが違ったそう。
植野さんから子どもの頃に好きだった料理を聞かれると、「おばあさんが作ってくれたハイカラな料理。あわびのスライスをタバスコとケチャップを合わせたソースで食べたのが、特にうまかった」と振り返る。
さらに話題は、石原慎太郎氏の父親像に。
「子煩悩ではあるけれども、今のお父さんお母さんのように何でも寄り添うという子煩悩ではなくて、自分の思ったことが絶対優先という父親だった。子どもたちがやりたいことと自分がやりたいことが合致しないときは自分を優先する。そうするといつも迷惑していたのがおふくろでしたね」
「怖いって言うよりもハァ?っていう感じ、例えば“今年の正月は温泉に行こう!”って言っても次の日に“俺飽きたから帰る”って途中で帰っちゃう、そんな人でしたね」と破天荒エピソードは尽きない。
さらに、植野さんから叔父で昭和の大スター石原裕次郎さんとの思い出を聞かれると、「本当にお世話になった。16の時には叔父の船で大平洋横断したり。ジンを始めて飲んだのも伯父とでした」

石原さんはまた、昭和の映画界を彩ったあの名俳優とも飲んだことがあるそうで、「勝新さんと2回飲んだことがあるんです」。メロンをくり抜いて『レミーマルタン』の高級ブランデーを注ぎ、豪快に飲んでいたらしく、「凄い人だと思いましたね」と思い出深く語った。
元俳優の奥様から見た石原家
思い出話が進むうち、元俳優の妻・里紗さんも登場。

植野さんから伸晃さんの自宅での様子を聞かれ、「裏表のない人なので、どこに居てもこんな感じ」と里紗さん。二人の馴れ初めは良純さんとの食事会。里紗さんが良純さんと友達と食事をしていたところに、当時テレビ局の政治記者をしていた伸晃さんが夜勤明けで合流し、意気投合したそう。
