北陸新幹線の敦賀以西の延伸ルートを議論する政府与党の会合が4月16日に開かれ、ヒアリングを受けた福井県の石田嵩人知事は、改めて小浜・京都ルートによる全線開業を要望した。
沿線自治体にヒアリング
「1日も早い全線開業、これを実現するには小浜・京都ルートしかない」
与党整備委員会に改めてこう訴えたという、福井県の石田知事。
北陸新幹線沿線の府県から選出された与党議員で構成される整備委員会は現在、敦賀・新大阪間のルートについて、小浜・京都ルートを含む8つの案を再検証している。
その手続きの一環として、沿線自治体のトップへのヒアリングが行われており、16日は石田知事が委員会が意見を述べた。
「時計の針を大きく巻き戻すことになる」
会合は冒頭を除き非公開で行われ、ヒアリング後に報道陣の取材に応じた石田知事は「一日も早い全線開業には小浜・京都ルートしかない。それ以外のルートは環境アセスメントなどの調査をやり直す必要があり、時計の針を大きく巻き戻すことになる」と訴えたと説明。
これまで積み重ねてきた調査や手続きが無駄になり、開業がさらに遠のくことへの強い懸念を示した。
そのうえで知事は「ほかのルート案とは同列にはない」と強く主張したという。
与党の整備委員会は今後、京都府や大阪府の知事からも意見を聞く予定で、全てのヒアリングを終えた後、今国会が閉会する7月中旬までにルート案を一つに絞り込む方針だ。
