これからの時期、気になる紫外線。WHO(世界保健機関)によると、一生のうちに浴びる紫外線の半分以上は18歳までに浴びるとされています。外に出る機会が多いことなどが理由のようです。
数十年後にシミやシワ、皮膚がんなどの肌への悪影響を引き起こすことがある紫外線。特に気を付けたい「子供の紫外線対策」について取材しました。
◆4月の紫外線は9月と同等
福井の月別の紫外線の強さを表したグラフを見ると、ピークは8月ですが、実は4月の紫外線の強さは9月とほぼ同じであることが分かります。
春も、肌は夏並みにダメージを受けているのです。
特に子供は皮膚が薄ため大人よりも紫外線のダメージを受けやすく、この時期から紫外線対策が必要です。
◆将来のシミ・シワを防ぐため…いま日焼け止めを
武田祐季アナウンサー:
「2月から設けられた日焼け止めコーナーには、たくさんの種類が並んでいますが、子供用と書かれた商品もあります」
福井市内のドラッグストア「コスモス板垣店」に設けられた日焼け止めコーナーには、子供用の日焼け止めがずらりと並んでいます。
近年の需要増加を受け、ベビーコーナーでも売り場を増設。通常の日焼け止めコーナーと2カ所で展開しています。
店によると、最近は子供のうちから日焼け止めを塗る必要性を感じている親が多いといいます。担当者は「(子供でも)日焼けすると、光老化といって将来のシミやシワ、たるみの原因につながるという情報をSNSで確認し、知識をつけたうえで来店し購入している人が多い」と話します。
この店舗の子供用日焼け止めのラインナップは8種類。外出する時間や用途に合わせて、日焼け止め効果の強さや落としやすさなどを選ぶこともできます。
そのほとんどが「無添加」や「低刺激」をうたっていて、敏感な赤ちゃんの肌にも安心して使えるということです。
子供にも拡大する日焼け止めの需要。「女の子の親御さんは、やはり黒くなるのは嫌だという印象」で、この店では特に小中学生の女の子用の購入が多いということです。
◆登下校の日傘を許可する小中学校も
そして、いまや紫外線対策の定番となりつつある商品が、日傘です。一見して普通の子供用の雨傘に見えても、裏地が黒で日傘としても使えるものも登場しています。
福井市内の雑貨店「アミング高柳店」の入口にある傘売り場には、大人用の雨傘や日傘に交じって子供用の日傘も並んでいます。
福井市の多くの小中学校では、登下校時の日傘の使用を許可していて、夏になると使う子供も多いそうです。
担当者は「2、3年前から子供用の日傘はないかという問い合わせがあった。一番多いのは、学校に通学の時に持っていける傘」だといい、今シーズン初めて取り扱いを始めました。
子供用の日傘のトレンドは「晴雨兼用」。雨の日にも使える晴雨兼用のスタイルが主流だそうです。
◆需要が伸びる子供用サングラス
紫外線への対策が必要なのは肌だけではありません。近年注目されるようになった「目の日焼け」。
県済生会病院の越田大生医師は「紫外線が目に当たることで、目の表面の組織にダメージを与える。強い場合は、強い痛みや充血を引き起こすことがある」として子供に対してもサングラスの着用を推奨しています。
東京都では制服の一部にサングラスを取り入れている学校もありますが、県内でも徐々に子供用のサングラスの需要が増えています。
越前市の眼鏡店「グラスガーデン」では「子供用のサングラスがないのかと問い合わせがあった」といい、去年から子供用サングラスを店頭に並べています。
子供用サングラスは全部で4種類。アクティブな子供でも使いやすいように、どれも軽くて丈夫で、価格は3000円台からと手にとりやすいのが特徴です。
旅行用やスポーツ用に買い求める客が多く、去年の夏は人気モデルが品切れになるほど売れ行きは好調だということです。
越田医師は「サングラスは紫外線をカットすることで目へのダメージを防ぐ効果がある。紫外線対策として非常に有効なので、今後少しずつ広がっていけば」としています。