江川:
それでもう、「空白の一日」を利用して、そこでズルくやったっていうのが、ずっと30年ぐらい続きましたね。

[ 「空白の1日」での巨人と江川の契約はプロ野球実行委員会で認められず、却下。
巨人は翌日のドラフト会議をボイコットして、阪神が江川を1位で指名した ]

徳光:
苦渋の裁定でした。金子コミッショナーのその後のね。
阪神に行ってからってトレードみたいな。

[ 阪神によるドラフト1位指名から1カ月後、金子鋭コミッショナーが「江川が阪神と契約して、その後巨人にトレード」という“強い要望”を提示した ]

江川:
それも僕がもらったのは、「金銭トレードじゃないと僕できません」と言った。
「人に迷惑かかっちゃうから絶対嫌です」って。
父親も、それは迷惑かかるからできないと断ってたんですよ。

徳光:
条件は金銭トレードだったんですか?

江川:
そうです。それでまたハンコを押すんですけど、「金銭トレード」ということでハンコを押したら、1月31日に小林(繁)さんが空港からお戻りになったんですよ。それで僕びっくりしたんですよ。「え!」って。
金銭トレードでOKしてるのに、なんで小林さん行かれるの?っていう。
あれだけは驚きましたね。

[ 1979年1月31日 宮崎キャンプに向かおうとしていた巨人・小林繁は、羽田空港で球団職員から江川とのトレードによる阪神移籍を通告された ]

徳光
これはきついね。

江川:
これはきつかったですね。

徳光:
正直なところね。

江川:
それはきついです。

江川:
全然ありえないですから。それはきつかったですね。
小林さんにもすごく迷惑かけちゃったんで。

徳光:
かなり心にハンディキャップを持ってスタートしたんだ、プロ人生は。

江川:
そうですね、中学ぐらいからハンディキャップありますからね。
こうやってお話ししないと、長く聞いていただかないと分からないので。
(BSフジ「プロ野球レジェン堂」 2025年4月21日放送より)

「プロ野球レジェン堂」
BSフジ 毎週火曜日午後10時から放送
https://www.bsfuji.tv/legendo/

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