全国放送で指原莉乃さん絶賛

高知・四万十町と言えば、2020年6月 道の駅「四万十とおわ」の敷地内にできた「ジップライン」が観光スポットとして話題を集めている。
この場所からすぐ近くにある「おちゃくりカフェ」でも今、ある商品が多くの人に注目されている。
それが、表面を香ばしく焼いた黄金色の菓子。話題沸騰中の芋焼き菓子「ひがしやま。」だ。

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四万十ドラマ 畦地剛司さん:
うれしい悲鳴なので、現場も総出でやっていただいている

実は2020年9月、全国放送で紹介されたことをきっかけに注文が殺到している。
番組は、応募があった全国201の商品の中から、大手スーパーマーケット「成城石井」で販売する5品を選出するというもので、「ひがしやま。」は、見事その中に選ばれた。

さらに…

四万十ドラマ 畦地剛司さん:
指原さんが、すごくおいしいと。爆買いしてくれるというような反応をしてくれましたね

番組に出演していたタレント・指原莉乃さんが絶賛したこともあり、一気に注目度が上がった。

しっとり濃厚…ネット販売は1.5倍に

「ひがしやま。」を開発したのは、四万十町の特産品を使った商品の企画・販売を手掛ける企業「四万十ドラマ」。
新型コロナウイルスの影響で、会社の売り上げは一時、2019年の同じ時期と比べ約7割まで落ち込んだが、放送後は右肩上がりに回復。
高知県外からの注文も相次ぎ、インターネット販売の売り上げは1.5倍に増えた。

生産量はこれまで1日、1,200枚ほどだったが、今は多い時で6,000枚を作るなど、生産を間に合わせるため、製造現場は急ピッチで作業している。

おちゃくりカフェ スタッフ:
忙しくなってきました。大変ですけど、広めてもらってありがたいと思ってます

原料となる芋は、例年より2週間も早く収穫を始めた。
「ひがしやま。」に使う芋は、オレンジ色をした、その名も「ニンジンイモ」。甘みが強く、加熱すると粘り気がでるのが特徴。

そもそも「東山」とは、高知県内で昔からよく食べられていた「干し芋」のこと。
「おちゃくりカフェ」がある幡多地域では、干し芋にニンジンイモを使うことが主流であるため、その甘さとねっとり感を生かしつつ、スイートポテトのように食べやすく仕上げたのが四万十ドラマの「ひがしやま。」だ。

生地には卵黄やバター、白あんなどが入っていて、無添加・無着色というのも魅力となっている。

石井愛子アナウンサー:
芋の風味がものすごい! 食感がしっとりしていて、食べたあとにも濃厚な甘さが残るので余韻を楽しめますね。おいしい!

「あとを引くおいしさ」 高まる県民からの期待

「ひがしやま。」を販売しているおちゃくりカフェは、取材に訪れた日も多くの人でにぎわっていた。

神奈川から訪れた人:
甘さが控えめで、たくさん食べられそう。あとを引くおいしさ

高知・いの町から訪れた人:
テレビか何かで1度見たことがあるんですけど、食べたことは実際なくて初めてで。いいですね。もっと高知の魅力を知ってもらえたらいいと思う

評判は上々で、県民からの期待も高まっている。

四万十ドラマ 畦地剛司さん:
こうやって知っていただいて、購入していただくというのが、私たちとしてもすごくうれしいことなので、四万十の風景を思い浮かべながら食べていただければ、またおいしさが増すのかなと思います

昔懐かしい「干し芋」から生まれた「ひがしやま。」…故郷の味に磨きをかけ、そのおいしさを全国に届けていく。

「ひがしやま。」は、おちゃくりカフェと、四万十ドラマ直営店「とわ」で販売。
インターネット販売は、「SHIMANTO ZIGURIストア」で検索。

(高知さんさんテレビ)

高知さんさんテレビ
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