月曜日にお伝えしている「みやぶれ詐欺」。4月6日はセミナーなどに誘い出す「催眠商法」にだまされないために!

 3月23日、北洋銀行厚別中央支店の窓口付近で困っている様子の女性がいました。

 銀行の職員が声をかけると…

 「振込依頼書の書き方が分からない」(80代女性)

 女性は年齢が80代。

 「アプリで利益が出るセミナーの受講料」として決済代行サービスに19万8000円を振り込もうとしていました。

 「セミナーの代金はこの年齢にしてはちょっと高額だし内容がつかめない。どのようなセミナーか お伺いして『いろんな世界情勢とかのセミナーですよ』と話があった」(北洋銀行の職員)

 職員が女性のスマートフォンを確認すると、SNSにこのセミナーの運営者から「アプリでお金を振り込んだら利益が出た」「もうけました」といったコメントが多数紹介されていました。

 高齢者をセミナーなどに誘い出す手口に「催眠商法」があります。

 「(催眠商法の会場に)行ったことあるわ、行ったことあります、昔ね。牛乳、パンだとか、なんかもらえる」(札幌市民・70代)

 「わかりますよ。聞いたことあります。よくお年寄りを集めてお店で『最初はタダで配ります』とか言って何回も行くうちに牙をむかれる。30万円くらいのマットレスを買わせる」(札幌市民・70代)

 消費者庁は催眠商法を再現した動画を公開しています。

 会場に集まった高齢者にまずは卵が無料で配られました。

 「さあ、この卵欲しい人?はーい!こちらの女性。最前列の男性。さあ、続いての商品もすごいですよ。健康サプリをご紹介いたします」(販売員)

 そして通常販売価格が5000円というサプリメントが…

 「本日来てくれたあなたのために980円」(販売員)

 夫に先立たれ一人暮らしの和子さんは販売員に親近感を抱き、定期的に会場に通うようになります。

 そして数週間後。

 「実は上司から売り上げが悪いって怒られてて」(販売員)

 「それは何とかしてあげたいけど、さすがに娘と相談しないと」(和子さん)

 「今ここで契約していただけるなら、50万円のところなんとか僕がお願いして40万円になるように上とかけあってみます」(販売員)

 「あなたがそこまで言うのなら」(和子さん)

 「ありがとうございます」(販売員)

 2025年度、国民生活センターに寄せられた催眠商法の相談件数は1043件。

 女性が男性の4倍近い件数で、年代別では70代以上が全体の8割を占めています。

 「非常に親切にされて楽しい話術の中で雰囲気が盛り上がってくると、知らない間にちょっと親近感を感じてしまって、だんだん業者の勧誘に乗せられていく」(国民生活センター 小園恵介さん)

 「催眠商法」から自分や家族を守るためにはどうすればいいのか。

 このあとスタジオで解説します。

 催眠商法のような悪徳商法は8日以内にクーリングオフをすれば、契約をなかったことにできますが、セミナーなどの販売らは被害にあったことにすら気づかせないように、言葉巧みに操ってくるようです。

 「いや私は騙されないよ」と思う人もいると思いますが、そんなあなたを騙すために騙す側はいろいろな手を使ってきます。

 その中で注意したいワードがいくつかあります。

 1.「無料」「格安」
 
 おいしい話には絶対裏があるということを改めて認識をしてください。

 2.健康不安をあおる
 
 健康への関心や不安につけ込んで高額なものをすすめてくることが非常に多いようです。本当に必要なのか、 値段は適正なのか、よく考えてください。

 3.「 今だけ」「残りわずか」

 このような言葉を巧みに使って、冷静な判断力を奪っていきます。ちょっとでもおかしいと思ったら、身近な人に相談してください。

 「消費者ホットライン」もあります。 188番「いやや」で覚えてください。クーリングオフなどの手続きについても相談できます。

北海道文化放送
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