大相撲の元横綱・照ノ富士の伊勢ヶ浜親方が、弟子に暴力をふるった問題で日本相撲協会が9日、降格と減給とする処分を発表しました。
問題となっている暴力行為があったのは、2026年2月21日午前3時ごろ、伊勢ヶ浜部屋の力士や後援者らと会食中のことでした。
弟子の伯乃富士関が、後援者の知人女性に対し太ももを触るなどの不適切な行為を行ったということです。
伯乃富士関がこれまでにも同様のトラブルを起こしていたことなどから、伊勢ケ浜親方は拳と平手で伯乃富士関の顔を2回たたいたということです。
伊勢ヶ浜親方は、この件について自ら協会に報告し、聴取を受けていました。
伊勢ヶ浜親方に対し協会が下した処分は、委員待遇年寄から年寄への2階級降格と減給処分です。
協会は、「師匠という指導者の立場にある者が弟子に対して暴力を振るった」として、「到底許されるものではない」と問題視していました。
相撲ジャーナリストの横野レイコさんは、今回の処分について、「(伊勢ヶ浜親方が)自ら相撲協会に申告していること。常習性がないことが評価されたと聞いています。一丸となって暴力を根絶していこうという姿勢は相撲協会は変わらないので、(今後は)部屋の親方、先代の師匠はじめ5人の親方が(伊勢ヶ浜部屋の)指導をする」と話しました。
伊勢ケ浜部屋は、部屋付き親方4人と伊勢ケ浜親方の合わせて5人での集団指導体制をとるとしています。
処分を受け伊勢ヶ浜親方はコメントを発表。
謝罪した上で、「いかなる理由があっても暴力は決して許されるものではなく、自身の行動を深く反省しております。今後はこのようなことを二度と起こさぬよう、自らを厳しく律し、皆さまからの信頼を取り戻せるよう努力してまいります」としています。
また、伯乃富士関も協会を通じてコメントを発表し「相撲で恩返しできるよう頑張っていきます」としています。