西日本では9日夜から10日にかけて、東日本や北日本では10日、天気が荒れそうである。
竜巻などの激しい突風、暴風、落雷、急な強い雨に注意だ。

先週末も日本海を発達した低気圧が進み、春の嵐となった。西日本では台風並みの暴風や突風が吹き、建物の屋根や外壁が壊れたり、倒木が相次いだ。航空便の欠航や鉄道の運転見合わせなど交通機関にも影響した。

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その時に比べると今回は低気圧が列島から離れて通るが、前回と同じように前線を伴った低気圧が日本海を発達しながら進み、低気圧が南から暖かく湿った風を引き込むため、沿岸部を中心に強い風が吹く。

前線付近では大気の状態が非常に不安定になるため、積乱雲も発生し、これが竜巻や突風を起こす可能性がある。落雷にも注意だ。

横殴りの雨では傘が壊れることも(3月31日)
横殴りの雨では傘が壊れることも(3月31日)

強い風を伴った雨が降り、傘が役に立たないほどの横殴りの雨になる所もある。傘が飛ばされる危険もあるので、レインコートの方が安心だ。風で飛ばされやすい物の確認や倒木にも注意してほしい。

土曜日は一転、夏のような暑さに

嵐が去った後は、関東甲信を中心に真夏日に迫る暑さになる。

11日(土)の予想最高気温(9日11時発表)は熊谷で29度、宇都宮、静岡で28度、東京27度など、今年一番の暑さになりそうだ。身体がまだ暑さに慣れていないので、急な暑さによる熱中症に注意してほしい。

執筆:三井良浩(フジテレビ気象センター)

三井良浩
三井良浩

気象キャスター、プロデューサーを経て、2024年にフジテレビを定年退職。現在、フジテレビ気象センターでシニアエキスパート勤務。モットーは、災害から国民の生命と財産を守るための情報を届ける。気象予報士。