春は、晴れても景色がぼんやりしていることがありませんか?春に空が霞むのはなぜ?という疑問に村田光広気象予報士に解説します。
遠くの山がはっきり見えず空が真っ白に霞んだ風景は「春霞」と呼ばれ、春の風物詩ではありますが、見通しが悪くなることもあります。
要因は、太陽の光が空気中の砂やほこり、水の粒にあたり白い光が散乱するからです。
雪解けが進み地上にある砂やほこりなどが舞いやすくなります。春に気温が高くなることで空気中の水蒸気の量が多くなり、植物の蒸散といって山々にある植物の活動が活発となり、葉の表面から水分を放つようになるのです。
また、花粉や黄砂によって空が霞むこともあります。
大陸の砂漠の砂が偏西風に乗って飛来する黄砂は例年、3月から5月頃にかけて飛来が多くなります。
春霞が出やすい気象条件は2つあります。まず、高気圧に覆われて風が弱い時です。地表付近の空気が留まりやすくなっています。
次に、低気圧や前線が近づく前です。南から暖かく湿った空気が流れ込むため、春霞となりやすいです。
実は、9日には低気圧や前線が近づくため春霞になる可能性があり、天気は下り坂です。
「春に三日の晴れなし」といいますが、変わりやすい天気が続きます。