2027年に創業140年を迎える豆腐店「栃木家」。
多くの常連客に加え、最近では浅草観光に来た外国人客も訪れるという人気店ですが、5月から「焼き豆腐」や「浅草ゆば」など、いくつかの商品を10円から30円ほど値上げする予定だといいます。
最大の要因は、豆腐を入れる容器やフィルムの仕入れ値にありました。
原材料となるナフサの調達が進まないことを理由に、業者から次々と値上げを通告されているのだといいます。
栃木家・大宮敦希さん:
(値上げ幅が)一番多いので20%。最低でも5%から平均10~15%で(値上げされている)。
来店客も中東情勢による値上げには「あらがえない」と話します。
さらに店が心配しているのは、事態の長期化による容器不足などの影響です。
栃木家・大宮敦希さん:
値上がりももちろんそうだが「納期が遅れます」と。万が一の場合、パックないのでスーパーに卸せませんとか、最悪の場合にはそうなってしまうかもしれない。
そうした最悪のケースも想定しつつあった中で、日本時間の8日朝に飛び込んできたのがこのニュースでした。
「文明全体が滅ぶ」とトランプ大統領が警告していた期限直前に、アメリカとイランが2週間の停戦に合意したのです。
また合意を受け、日経平均株価も一時2900円を超える上昇幅を記録しましたが、経済界の反応は、まだ懐疑的です。
株式会社ファミリーマート・小谷建夫代表取締役社長:
(包装用フィルムなどの原料となる燃料高騰について)今の地政学的なリスク、この部分での影響は今、計り知れないほどのレベルになっていて、ただきょうも急に停戦という話も出ているので、どうなるかはっきり言って読めない状況。
8日の停戦発表に対しては「イット!」が取材した豆腐店も全く安心していませんでした。
栃木家・大宮敦希さん:
期待は私はしていない。見通しが読めないので安心はできない。