1999年に起きた「光市母子殺害事件」で、広島高裁は、当時少年だった死刑囚が求めた3度目の再審請求を退ける決定をしました。
1999年、山口県光市で、本村弥生さん(当時23歳)と娘の夕夏ちゃん(当時生後11カ月)を殺害したとして、殺人や強姦致死などの罪に問われた当時18歳の大月孝行死刑囚(45)の死刑が確定しています。
大月死刑囚は2023年、3度目となる再審請求をし、「犯行当時、心神喪失または心神耗弱の状態にあり、無罪あるいは判決より軽い罪を認めるべき」と主張し、新たな証拠として大学教授の鑑定書などを提出していました。
この再審請求に対し広島高裁の畑山靖裁判長は、「犯行を実現するための行動を一貫してとることができている。完全責任能力があったことは明らか」としたうえで、「新証拠はいずれも新規性・明白性は認められない」として、2月27日付けで再審請求を退けました。