富山県黒部市の幹部が行った市長のパワハラの調査を巡り、黒部市議会は一部の市議らの言動が条例に違反しているかを調べる政治倫理審査会を開きました。

黒部市総務管理部の長田等前部長は、管理職を対象に、武隈市長からのパワハラがあったかを調べるアンケートを行い、半数以上の職員が「パワハラを受けた」と答えました。
これに対し、武隈市長を支持する市議らは「今月5日告示の市長選に影響を与えるよう利用された」などと主張。長田前部長を呼び出しアンケートのあり方や正当性の調査を求めました。

この申し入れに対し、長田前部長は「議会の議決を得ていない”過剰な要求”」だとして、要求を行った8人の市議を対象に審査を請求しました。

*黒部市総務管理部 長田等前部長
「過剰な要求という部分を重く受け止めている。請求対象議員8人がいるがこの中には4人の議長経験者もいる。それなのに議員活動としてクエスチョンがつくことを集団でされたことにびっくりしている」
これを受けて設置された政治倫理審査会は、審査の対象となっている8人の市議と議長を除いた7人の委員で構成されていて、場合によっては、対象の市議に警告や辞職勧告などをすることができます。
2日の審査会では長田前部長への聞き取りが行われ、長田前部長は
▽パワハラに関するアンケート調査を報道発表すると事前に市長に提案したところ「困る」と断られた
▽アンケート結果は管理職の間でのみ共有し、自ら外部には公開しておらず、一部の報道機関に出た経緯はわからない
▽一部の市議が百条委員会設置の動議を出すと宣言したことは”脅し”ともとれる
などと訴えました。
次回の審査会は、外部の弁護士を招き、対象の8人の市議への聞き取りが行われます。
ただ、結論は黒部市長選のあとに出される見通しです。
*政治倫理審査会委員長 辻泰久市議
「対象者の方々から選挙期間中でも良いから早く決断を出してくれという要望があった」
Q選挙期間に行われる影響をどう感じている?
「私は分かりません。向こうからの要望ですので」
(富山テレビ放送)
