箸で持ち上げると、ほどけてしまいそうなやわらかさのチャーシュー。
ラーメンに欠かせない大切な食材です。
スペイン産豚肉の一時輸入停止から、約4カ月。
人気ラーメン店のチャーシューにも影響が広がっています。
2日「イット!」が取材したのは、東京・港区のスペイン産イベリコ豚の専門店です。
イベリコ豚といえば生ハム。
「これは33万円の生ハムです」と店長が運んできたのは、イベリコ豚の中でも最上級ランクとされるスペイン王室献上の「レアル・ベジョータ」です。
イベリコ屋六本木店・畑智典店長:
日本の生ハム・イタリアのプロシュート等は1年から半年ものが多いが、こちらは4年熟成なので香りがすごい。
極上の味のスペイン産豚肉ですが今、ピンチに見舞われています。
こちらの店では生ハムを1本丸ごとキープすることができますが…。
イベリコ屋六本木店・畑智典店長:
1本、去年27万5000円で売っていたが、今年から33万円という値段の上がり方。5万5000円売価が上がっている。
2025年11月、豚熱が発生しスペインからの豚肉の輸入が一時停止。
それに伴い、スペイン産豚肉の卸売価格の高止まり状態が続き、2026年2月は前の年と比べ14.3%の上昇となっています。
さらに、イラン情勢の悪化を受け輸入豚肉がピンチとなっているのです。
3日間かけてとった真っ白な豚骨スープに3種類のチャーシューと卵、ワンタンなどが彩りよく盛り付けられたラーメン。
人気のチャーシューはスペイン産の豚肉を使用していました。
ところが…。
ろく月・湯田達巳店長:
これはメキシコ産。スペイン産で発注したけど、物がなくてメキシコ産に代用されている。
スペイン産の一時輸入停止の影響で、一部が代用品のメキシコ産豚肉になってしまうというのです。
さらに湯田店長は「価格はめちゃくちゃ上がっている。かなり痛い。大体9㎏仕入れて、1回(の仕入れ)で2700円の値上がり。1番(の理由)は豚熱。その他に原油価格の高騰、人件費、配送コスト」と話しました。
取引先からは4月6日から1kg当たり10円の値上げを告げるメールが届くなど、値上げの波が押し寄せていました。
店の秘策は…。
ろく月・湯田達巳店長:
スタッフには悪いけど、まかないもできるだけチャーシュー食べないように。今までチャーシュー麺を食べてた人にも「ダメ!」って言っちゃってる。