JR留萌線が3月31日で廃線となり「地域の足」は4月1日からバスに代わりました。

 しかしバス転換は大きな経済的負担としてのしかかっています。

 31日夜、最終列車が石狩沼田駅を出発し、留萌線は115年余りの歴史に幕を下しました。

 「留萌本線ありがとー」(最終列車の乗客)

 地元の人や鉄道ファンで車内はぎゅうぎゅう詰め。

 車内のアナウンスは…

 「留萌線、ありがとう。きょうまで本当にありがとうございました」(車内アナウンス)

 鉄道輸送の役目を終えた駅。

 留萌線の代わりとして1日からは「きたそライナー」が運行を始めました。

 「深川・沼田間が通学、通院する方の足となることを切に願い」(沼田町 横山茂町長)
 
 きたそライナーは1日8便、石狩沼田と深川の間を結びます。

 中には深川市内の高校に停車する路線も設けられました。

 「バスになって乗りやすかった」

 「学校の前まで届けてくれるのでよかった」(いずれも深川市の高校に通う生徒)

 一方、きたそライナーを運営する道北バスは燃料代の高騰や運転手不足などに悩まさせている中で運行初日を迎えました。

 「乗務員不足など状況は変わらないが自治体と協力し地域の足の存続をはかっていきたい」(道北バス 岡田倫和さん)

 石狩沼田と深川の間の列車は片道360円でしたが、バスは650円です。

 「倍近い。仕方ないと思うが(家計は)厳しい」(深川への通勤客)

 通学定期は列車が1か月9790円でしたが、バスでは2倍以上の2万3400円に。

 差額分の一部はJR北海道と北海道沼田町が負担します。

 「ガソリン代は戦争をしてるから安くならないと思うけど、できたら安くなってほしい」(高校生)

 沼田町はバス転換にかかる新年度の予算を約2億円計上しましたが、今後も高校生の通学を支援するとしていて財政的な負担が続きます。

 「利用者のサービス向上につながるような環境にもっていかないと皆さんに利用してもらえない。そこを何とか改善していきたい」(横山町長)

 鉄道がなくなったマチ。

 今度は「バス路線の維持」という課題が突きつけられています。

北海道文化放送
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