千葉・浦安市の閑静な住宅街で見られた驚きの光景。
赤文字で「民泊反対」と書かれたのぼりが掲げられています。
一体何が起きているのでしょうか。
2025年、日本を訪れた外国人の数が初めて4000万人を突破する中、インバウンドの受け皿として拡大する宿泊サービス「民泊」。
関東では千葉県が最も多く、5年前の約2倍、1442軒まで増加しています。
中でも、77軒もの民泊施設がある浦安市には、ディズニーリゾート目当てに多くの外国人観光客が訪れています。
そんな街で今、「民泊反対」「拒絶民宿」など、民泊に反対する住民らによって作られたのぼりが多くの場所で掲げられていました。
近隣住民からは「こんな住宅地に外国人がパッと来るのはなんとなく嫌。挨拶されないから余計に不安がっている」「騒いでいるというか、テンションが上がって帰ってきたような声が聞こえた。常に緊張感が強いられる環境になっちゃったなと」といった声が聞かれました。
家の隣が民泊施設だという女性は「見ず知らずの人が入れ代わり立ち代わり来るからストレス」と話します。
住宅街に見知らぬ人が利用する民泊施設があることに不安を抱いていました。
こうした民泊をめぐるトラブルは、各地で問題視されています。
キャリーケースを手に大勢の外国人とみられる旅行客が住宅街を移動する姿や、深夜11時を過ぎても響く笑い声、周辺の路上にお構いなしにたばこの灰を散らす姿など、地域住民の悩みの種になっていました。
浦安市内の民泊を利用したアメリカ人観光客に話を聞くと、「(Q.どうして民泊を?)広いから。普通の寝室、シャワー室、ダイニング、リビング。(1泊)800ドルぐらい。(Q.選んでよかった?)すごくよかったよ」と話しました。
“住宅街の中の民泊”に浦安市の自治会長も頭を悩ませています。
浦安市の自治会・伊能隆男会長:
使用したシーツとかタオルとか、裏庭に1週間ぐらい放置されていた。それに火をつけられ放火とか、衛生面でも懸念している。近隣の方々は管理人代わりのようなことをさせられている。これは日常じゃなくて非日常だと思う。
2026年1月、自治会と浦安市は、民泊できる地域の制限や事業者側への指導などを求める要望書を千葉県に提出。
要望を受けた千葉県は「違反している事業者へは関係機関と連携を図りながら必要な指導を行う」としています。