愛媛県も新年度に入った1日から、自転車の交通違反にも自動車などと同じ「青切符」が適用されています。悪質な自転車運転をなくすため、即効性のある「反則金」を導入して、より厳しい取り締まりが行われます。
松山市では「青切符」導入の初日の朝、通勤・通学の時間帯にあわせ、警察官らが自転車運転の反則行為が記されたチラシを配り、適正な自転車の利用を呼びかけました。
「青切符」の対象は、携帯電話を使いながら自転車に乗る「ながらスマホ」など、113種類の反則行為。事故に直結しそうな危険性があると判断された場合に適用され、反則金が科されます。
警察の呼びかけの最中も、歩道を走ったり車道の右側を逆走したりする自転車が多く見られ、警察官が指導していました。
自転車の利用者:
「(反則行為の)一覧表がないから分からないのよ。どういうふうに改正されるかわからないでしょ。それを出して。そしたらきちんと勉強する」
これまでの自転車の違反は、その場で違反した人に注意する「指導・警告」、または悪質な場合は検挙され前科がつく可能性がある、いわゆる「赤切符」適用の2通りで対応。今回の「青切符」の導入で、事故の恐れがある危険な違反には「指導・警告」で終わらせず、「反則金」という罰則が科されることになります。
ただ、違反した人が反則金を納めれば刑事手続きには進まず、前科もつかないのが「赤切符」との違いです。
「青切符」の対象は16歳以上。高校生も含まれます。
西予市では3月、高校進学を前にした中学3年生を対象に自転車教室が開かれ、警察官が実演を交えながら、違反行為を詳しく説明しました。
警察官の実演:
「携帯やめてください」
「ながらスマホ」の反則金は1万2000円。さらに…
警察官の実演:
「止まってください。自転車での傘さし運転、イヤホンも付いてますね。傘さし運転とイヤホンを付けたまま、周りの音が聞こえない状況で運転する行為は禁止になります」
これらの違反も、事故になりそうな悪質性があると判断された場合、それぞれ反則金5000円を支払わなければなりません。
参加者した生徒たちは、日頃の運転を思い返しながら真剣に話を聞いていました。
参加した生徒:
「身近な所ですぐに違反が起きてしまうことに、すごく驚きました」
「私は高校生で自転車を初めて乗るので、全部(違反を)確認して事故にあわないように気をつけたい」
自転車の違反運転と反則金は下記の通りです。
スマートフォンを手に持って通話したり、画面を見たりする「ながらスマホ」は、反則金が最も高く1万2000円。
遮断機が下りた踏切への立ち入りは7000円。
自転車で車道を走るときは、車用の信号に従う必要があり、無視した場合は6000円。
夜間の無灯火や一時停止違反、ブレーキの故障、ハンドルに荷物をかける行為などは、それぞれ5000円。
2人乗りや並進、むやみにベルを鳴らすと反則金3000円。
また自転車は「軽車両」のため、原則、車と同じく車道の左側を走る必要があり、もし右側を逆走したり歩道を走ったりした場合は6000円の反則金が科されます。
ちなみに歩道を走ってもいいケースもあります。しかし対象は「自転車通行可」の歩道、13歳未満の子どもや70歳以上の高齢者ら、車のそばを走るのが危険な人に限られます。
松山東警察署交通第一課・鎌田恭子課長:
「原則、指導警告で正しいルールを知っていただくのが大前提です。事故につながるような悪質な運転は検挙。また警察官の指導に従わない悪質な場合は、ちゅうちょすることなく検挙したいと思っております」
愛媛県警はホームページなどでも自転車の交通ルールを詳しく説明していて、「ぜひ確認してほしい」と呼びかけています。
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