かつて多くの人が頼りにした”あのサービス”が3月31日、その長い歴史に幕を下ろします。

突然ですがみなさん、「104」この3桁の数字をご存じですか?

◆街の人(10代)
「104ですか…全然知らない、なんも思い浮かばない」

◆街の人(30代)
「前とか後ろとかに番号つかなくて、これだけですよね?かけたことない」

この「104」はNTTの電話番号案内サービスです。

ダイヤルするとオペレーターが名称や住所から電話番号を案内してくれます。

インターネットが普及していない時代には、分からない電話番号を調べる手段として欠かせない存在でした。

◆街の人(60代)
「(卒業後)先生の電話番号が分からなくて、住所とお名前だけ分かったので調べてもらいました」

◆街の人(60代)
「名刺いただいててもちょっと(電話番号を)忘れたりとかもあったので、失礼のないように、周りに聞くよりも第三者のNTTさんに聞く方がよかった」

しかし、この「104」が31日で終了します。

◆NTT西日本 基盤サービス部門 山口昌宏 担当部長
「番号案内は明治23年(1890年)に日本での電話サービスと同時に開始しました。平成元年(1989年)には年間12億8000万件ご利用いただきまして、時代の流れではありますが、終了するという重みを感じております」

最盛期には年間12億件の利用がありましたが、インターネットの普及により近年は約99%減少しました。

九州にある「104センター」で働く松尾さんは、21年間勤務するベテランオペレーターです。

長年の電話番号案内を通して大変な時もあったといいます。

Q.一番大変だったのは?
◆オペレーター歴21年 松尾美砂子さん
「災害時、大きな災害がいくつもあったので、災害が起きた時は『電気がつかない』等の問い合わせが集中するので『何かあった』とすぐわかる。お客様が思っている番号案内ができない時に心苦しさにいっぱいだった」

人々の不安や日常に寄り添い続けてきた「104」。

サービス終了について松尾さんは…

◆オペレーター歴21年 松尾美砂子さん
「とても寂しい。でも136年の歴史の幕引きに立ちあえることをとても誇りに思っている」

アナログからデジタルへ。

時代の変化とともに電話番号案内「104」はまもなく役目を終えます。

テレビ西日本
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