東日本大震災で被災し岩手県盛岡市に避難した人たちの生活を支えてきた「もりおか復興支援センター」が、3月31日で事業を終了するのを前に閉所式が開かれました。
28日の閉所式には内舘茂市長や施設の利用者など約40人が出席しました。
もりおか復興支援センターは2011年7月に開設され、市から委託を受けた復興支援団体「SAVE IWATE」が運営。
震災後に盛岡市に避難した人を支援しようと窓口での相談や被災者同士の交流イベントを実施してきました。
のべ約21万6000人が利用してきましたが、国の復興支援交付金が2025年度で終了するのに伴い、事業を終えることになりました。
式では金野万里センター長が活動を振り返りました。
もりおか復興支援センター 金野万里センター長
「被災された方々が自らの足で立ち上がり、新たな暮らしを模索し盛岡の中で様々なつながりを築いていく姿に私たちスタッフこそが勇気をもらっていた」
大槌町にあった自宅が津波で流され盛岡市に移り住んだ阿部惠子さんは、支援センターでは大槌出身の人とふるさとの話に花を咲かせたりしたと言います。
センターの利用者 阿部惠子さん
「おかげさまで私たちは安心して生活している。ここはまさに“心のオアシス”だと思う」
もりおか復興支援センター 金野万里センター長
「被災した方々にとって、区切りは暮らしだからなかなかない。どういう支援が必要であるかを考える機会になった」
今後は市の危機管理防災課が相談窓口の役割を担うほか、交流イベントは市内の別の施設で継続されることになっています。