仙台駅周辺の浸水対策で建設中の雨水管について、3月31日、一部区間の運用が始まることが分かりました。大雨での浸水被害解消につながるということです。

記者リポート(2023年)
「午前9時過ぎ、JR仙台駅前です。水が足首あたりまで冠水してしまっています」

仙台駅周辺は、近年、アスファルトの舗装が拡大し、雨が地面にしみ込みにくくなったことで、大雨の際には度々、浸水が発生してきました。

仙台市は浸水被害を解消するため、1時間に52ミリの大雨にも対応できる大規模な雨水管の建設を、仙台駅周辺のエリアで進めています。

新たな雨水管は、全長4キロに及び、浸水が発生しやすい仙台駅西口や五橋地区、新寺地区などの地下に張り巡らされています。

大雨の際には、これらの雨水管に水を集め、最後は広瀬川へ排出します。

平野貴久気象予報士
「若林区新寺の雨水管の工事現場です。この地下ではいま、『分水人孔』と呼ばれる雨水管に水を流す設備の建設が進められています」

「分水人孔(ぶんすいじんこう)」とは、大雨によって既存の下水管の水位が上昇した時に、そこから雨水をあえて溢れさせ、新たに建設した雨水管へと導く設備です。

この「分水人孔」を、あわせて17カ所設けることで、効率的に雨水管に水を流すことができます。

当初、今年度末(2026年3月末)の完成を見込んでいましたが、工事に遅れが生じているため、今後は、分水人孔が完成した区間から順次、雨水管の運用が開始されます。

このうち、若林区新寺の一部の区間については、3月31日、運用が始まるということです。

また、仙台駅西口を通る新たな雨水管の運用は、早ければ今年8月末に始まり、来年の3月末には全ての区間での運用が始まる見込みです。

仙台放送
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