県警の元生活安全部長が国家公務員法違反の罪に問われている裁判を巡る鹿児島地裁の証拠開示決定に対し、鹿児島地検が抗告しなかったことがわかりました。

この事件は、県警の元生活安全部長本田尚志被告が2024年3月下旬、定年退職後に県警の内部資料を北海道の記者に郵送して漏らしたとして、国家公務員法違反の罪に問われているものです。

漏えいしたとされる情報の中には枕崎署の警察官が起こした盗撮事件のものも含まれ、この事件をめぐり本田被告は「野川明輝本部長が事件の隠蔽を図った」と主張していました。

弁護側は本田被告の行為は「公益通報」だとして無罪を主張する方針で、起訴されていなかったこの事件についても、審理の対象にすべきと証拠の開示を請求。

鹿児島地裁は3月24日、盗撮事件の証拠の一部、事件の捜査経過を示す36点について、地検に開示するよう命じる決定を下していました。

30日弁護側は、この決定に対する不服申し立て=即時抗告の期限である3月27日までに地検からの抗告がなく、弁護側も即時抗告を行わない予定であることを明らかにしました。

これにより本田被告の裁判では警察官による盗撮事件についても審理の対象となる見通しとなりました。

裁判の日程は現時点で未定です。

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鹿児島テレビ
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