高市首相が目指す新年度予算案の年度内の成立が極めて困難な情勢となる中、政府は27日、年度内に成立しない場合に備えて暫定予算案を閣議で決定し国会に提出しました。
新年度予算案をめぐっては与党側が、28日土曜日の審議を提案しましたが、野党側は応じず、年度内成立までの道筋がついていません。
こうした中、政府は27日午前、不測の事態に備えるとして暫定予算案を閣議決定し、国会に提出しました。
暫定予算案は、4月1日からの11日間分で、一般会計の総額が約8兆6000億円となり社会保障費や地方交付税交付金に加え、高校授業料の無償化の費用などが盛り込まれています。
年度末が迫るこの時期に暫定予算案の審議が加わったことで、政府・与党内では新年度予算案の成立が4月にずれ込むことは確実視されている状況です。
中道改革連合・小川代表:
非常に判断が遅く、見通しが甘かったと言わざるを得ない。
野党側からは、与党の国会運営を巡り批判の声があがる他、身内の自民党内からも「参議院は過半数がないからこうなることは目に見えていた」といった声が聞かれます。
一方、首相周辺は、「来月以降になるとしても災害など不測の事態に備えて、成立はなるべく早い方がいい」と述べていて、年度をまたいでも与野党の攻防が続く公算です。