岩手県雫石町の観光需要回復を図る事業にコンサルタントとして関わった際、新型コロナウイルス関連の国の補助金をだまし取った罪に問われている男の初公判が、3月26日に盛岡地裁で開かれました。男は起訴内容を認めました。

詐欺の罪に問われているのは東京都府中市の会社役員・淀野輪河被告(32)です。

起訴状などによりますと、淀野被告は2023年3月に雫石町の温泉街の観光需要回復を図る事業にコンサルタントとして関わった際、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の専務理事・亀岡勇紀被告(32)と共謀して虚偽の申請書を作成し、新型コロナウイルス関連の国の補助金約9000万円をだまし取った罪に問われています。

淀野被告は雫石町内の廃業した旅館の建物を解体し、新たな宿泊施設を建設するための経費として国の補助金を申請していて、実際の施工費より2000万円以上水増しした金額で書類を提出していたとされています。

26日に盛岡地裁で開かれた初公判で、淀野被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

冒頭陳述で、検察側は「淀野被告は人を欺いて財物を交付させた」と指摘しました。

弁護側は「水増しした金額を除いた分は詐欺にあたらない」と主張した上で、「淀野被告の意思ではなく、首謀者の指示に従っただけだ」として情状酌量を求めました。

検察側は今後追起訴する余罪があるとしていて、次の裁判では追起訴分の罪について審理される予定です。

(岩手めんこいテレビ)

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