3月26日に開かれた国の文化審議会で、明治時代に建設されたIGRいわて銀河鉄道(岩手県盛岡市)の鉄道橋など11件が、登録有形文化財に加えられることになりました。
新たに国の登録有形文化財となるのは、岩手県盛岡市・岩手町・一戸町・二戸市にあるIGRいわて銀河鉄道の鉄道橋やトンネル11件です。
11件のうち10件は旧東北本線が全線開通した明治24年に造られたもので、建設当時の景観を保ちながら2026年3月時点も使用されています。
このうち盛岡市川崎にある鉄道橋「松川橋梁」は昭和25年に改修されていますが、現在も開業当初と同じ石造りの台が使われていて、日本の鉄道の歴史を今に伝えています。
IGRいわて銀河鉄道 濱戸祥平地域連携特命課長
「今でも鉄路を守ってきている強さ、そしてこの見た目の美しさが後世に残されてきているところを、維持・管理してきた方々に感謝したい」
旧東北本線の建造物が国の登録有形文化財となるのは初めてです。
一方26日の審議会では、平泉町の柳之御所遺跡や平泉遺跡群で主に2010年以降に発見された資料、合わせて321点が国の重要文化財として追加指定されることになりました。
このうち平安末期における奥州藤原氏の政治上の拠点「平泉館」と考えられている柳之御所遺跡の出土品には、文化水準の高さをうかがわせるカエルを描いた木片や保存状態の良い国産陶器などが含まれています。
県内の国の重要文化財は81件、登録有形文化財は122件となります。