島根県松江市の国宝・松江城近くで建設中の19階建ての高層マンションを巡り、建設中止を求めた仮処分の申し立てが却下されたことを受けて建設に反対する市民団体は3月25日、不動産会社などを相手取り、16階より上の階の取り壊しを求める訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは、松江市の市民団体「まつえ/風景会議」です。
市民団体は、松江城近くで建設中の高層マンションが景観を享受する権利を侵害しているとして、建設中止を求める仮処分を申し立てていましたが、松江地裁は2025年11月に申し立てを却下しています。
これを受け市民団体は、マンションの事業者3社などを相手取り、近くのビルで最も高い44メートルを超える16階より上の階の部分の取り壊しを求める訴状を25日、松江地裁に提出しました。
まつえ/風景会議・寺本和雄さん:
松江城周辺というのは、家で言うと床の間に当たる。床の間に土足で踏み込まれたら、市民は怒りますよ。我々は怒っている。
市民団体は今後さらに、過去20年間の景観行政のあり方を問うとして、松江市を相手取った訴えを起こすことも検討しているとしています。