熊本市電同士で追突し15人の負傷者を出した事故から25日でちょうど1年です。再発防止に向け25日は大西市長が市電に乗り安全確認を行いました。
事故は、去年3月25日午前8時半ごろ、『熊本城・市役所前電停』で止まっていた車両に後ろから走ってきた車両が追突、乗客と運転士合わせて15人が重軽傷を負いました。
国交省・運輸安全委員会の調査では「追突した車両の運転士はブレーキを操作したものの十分に減速せず先行車両に衝突した」ことが判明しています。
事故から25日で1年、大西市長が交通局職員に訓示しました。
【25日・交通局で市長訓示】
「一人一人の人間が、一人一人の行動が市民の安全を守っている、利用者の安全を守っているんだという気持ちでぜひ頑張ってほしいと思う」
【尾谷 いずみ 影リポ】
「大西市長が、これから市電に乗り込みます。自ら安全対策の確認を行うということです」
大西市長が乗った回送車両は1年前に追突事故を起こした車両です。
市長は運転席横に立ち、運転士による確認呼称が行われているかや事故後、車両に設置した速度計の表示など確認しました。
【車内で大西市長】
「スピードメーター(速度計)があった方が目安として分かりやすい?」
【運転士】
「電停に進入する際の自分自身の速度感覚を確認できる」
【大西市長】
「確認できるようになったのは大きいですね」
【尾谷影リポ】
「車両が市役所前のカーブに差し掛かります。間もなく事故現場です」
追突事故後、市交通局は全電停の手前100メートル付近の路面に白い三角の表示を設置、確実な減速を目指しています。
【大西市長】
「スピードメーター(速度計)を付けることで分かりやすくなったと運転士にも話を聞いたが、ハード面の改善で安全面が向上したと私自身も確認した」
去年の追突事故後、熊本市は『市電再生プロジェクト』を立ち上げ安全を最優先に、レールの改修や乗務員の労働環境改善へ向けた正規雇用化など取り組みを進めています。