去年、災害級の被害をもたらしたクマが、早くも各地で目撃されている。
冬眠明け・・・早くもクマ被害
雪が積もる山で、のそのそと動く黒い物体。その正体は、ヒグマ。
冬眠から目覚め始めたと思われるクマが、北海道で目撃された。

撮影者 ガイド歴6年:
この日は、比較的あったかい日だったので、クマもたぶん出てきたんだと思うんですけども。今シーズン初めての遭遇です。
この映像が撮影されたのは、北海道東部に位置する、斜里町ウトロ。世界自然遺産「知床」でガイドツアー中のカヤックの上から撮影された。

撮影者 ガイド歴6年:
ガイドツアーで洋上をこいでいて、移動している際に、山の斜面で動いているヒグマを見つけたという形です。近くの幌別川という川があり、そこは秋口になるとサケが遡上してクマが出てくる場所なので、「そういう環境なんですよ」というのをお客さんに説明していたところ、ちょうど山の斜面で動いているのが見えた。
ツアー中、海上から目撃された、野生のクマ。男性によると、体長1.5メートルほどで、しっかりとした体格に見えたという。

撮影者 ガイド歴6年:
あれだけ大きいものが動いているので、迫力はありますし、今回は海の上で距離がとてもあったので安心して見ていられるって形ですね。近かった場合は、すぐに退避しないといけないので。
去年、“災害級”の被害をもたらしたクマ。岩手県では24日、クマ対策の会議が開かれた。
岩手県・達増知事:
ツキノワグマの出没に関する注意報を発表し、改めて県民への注意喚起を行うこととします。

例年、4月以降にクマの出没が増えることを踏まえ、「ツキノワグマ出没注意報」を発表した。3月に発表されるのは、初めてのことだという。
岩手県ではここ数年、平均3000件ほどだったツキノワグマの出没が、2025年度には、9670件にとなり、過去最多に。今年に入り、早くも被害が相次いでいる。

2月には、花巻市でクマを追い払う作業中だった猟友会の男性(70代)が襲われ、けが。3月にも、宮古市で登山中の男性がけがをした。
また、岩手県は、被害防止をめざし、クマの出没に関する情報を共有できるアプリ「Bears(ベアーズ)」の運用をスタート。地図上で、目撃情報を投稿・確認ができるもので、県外の観光客も利用可能だという。

クマが冬眠から目覚めるこの時期、さらなる警戒が必要となりそうだ。
(「イット!」3月25日放送より)
