霧島市の陸上自衛隊国分駐屯地で、第十二普通科連隊長兼国分駐屯地司令が交替し、着任式が行われた。新たなトップに就いたのは、前任地のアメリカで防衛駐在武官を務めた真坂智史1等陸佐(45)。就任にあたり、ドローン攻撃など新たな戦術の訓練への導入にも意欲を示した。

約1000人のトップに、元・在米防衛駐在武官が着任

3月23日付で第十二普通科連隊長兼国分駐屯地司令に着任した真坂智史1等陸佐は、青森県出身の45歳。前任地はアメリカの日本大使館で、防衛駐在武官として情報収集や防衛協力の推進にあたってきた。

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駐屯地内の自衛官や職員合わせて約1000人のトップに立った真坂連隊長は、着任式で隊員らを巡閲したのち、次のようにあいさつした。

「我々を取り巻く安全保障環境は厳しく自衛隊の期待はかつてなく大きい。この期待に応えられるかは実に任務の完遂にかかっている」

「中ロの艦船・航空機の接近が常態化しつつある」

着任式後の記者会見では、現在の安全保障環境について、真坂連隊長は中東情勢、ロシアによるウクライナ侵攻、中国の海洋進出に言及したうえで、鹿児島県内でも変化が感じられると指摘した。

「中ロの艦船、航空機の接近、これが常態化しつつある。そういった中で防衛省全体が防衛力の抜本的強化に伴い、各種整備も県内各地で推進されるなど、県を取り巻く環境も複雑で厳しさを増している」

地理的に東シナ海に近い鹿児島県は、安全保障上の観点からも重要な位置に置かれている。こうした状況のなかで着任した真坂連隊長が、地域の防衛態勢にどう関わっていくかが注目される。

ドローン攻撃など新戦術の訓練導入にも意欲

さらに真坂連隊長は、近年の紛争で存在感を増しているドローン攻撃をはじめとする新たな戦術についても言及。積極的に訓練に取り入れていく意向を示した。

アメリカでの勤務経験を持ち、国際情勢への見識を備えた新連隊長のもと、国分駐屯地が今後どのような訓練や取り組みを展開していくか、地域にとっても注目される局面を迎えている。

(動画で見る▶国分駐屯地トップ交代 新司令「自衛隊への期待はかつてなく大きい」 前任地はアメリカの日本大使館)

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