F1™︎フェラーリでの2年目シーズンを迎えたルイス・ハミルトンが、2026年序盤戦で安定した成績を示している。2戦を終えてドライバーランキング4位につけるなど、チーム移籍後の適応が順調に進んでいる様子がうかがえる。
史上最多105勝
F1史上最多勝利記録を持つルイス・ハミルトンが、フェラーリで迎えた2026年シーズンの序盤で存在感を示している。ハミルトンは今季、ここまで2戦を終えてランキング4位、合計33ポイントを獲得している。
フェラーリへ移籍した前年は苦戦を強いられ、F1キャリアの中でも珍しくシーズンを通して決勝レースの表彰台を逃す結果となった。しかし、2026年は開幕から2レース連続でトップ10入りを果たし、中国では表彰台(3位)を獲得した。
この結果は、名門チームでの体制が整い始めたことを示唆している。
ハミルトンのF1キャリアは2007年のデビューシーズンから常にトップ争いとともにあり、マクラーレンとメルセデスで7度のワールドチャンピオン獲得、最多ポールポジション(104)、最多勝利(105)など、数々の記録を塗り替えてきた。
“F1史上初の黒人ドライバー”として大きな注目を集めたハミルトンは、2020年のBLM(ブラック・ライブズ・マター)運動において、レース前に片ひざをつける抗議活動を主導。2025年の映画「F1/エフワン」ではブラッド・ピットらとともに製作に携わるなど、F1界にとどまらない大きな影響力、発信力を持つ存在だ。
一方で、2026年のマシンには課題も残る。今季ここまでメルセデスには水をあけられており、依然としてフェラーリの車体開発力やレース戦略は改善途上にあるとみられる。
しかし、ハミルトンは開幕から安定してポイントを獲得し、長いシーズンを戦う上で重要な役割を果たしている。2026年はマシンの戦闘力がさらに引き上げられれば、優勝争いに復帰する可能性は十分にある。
8年ぶり鈴鹿Vへ
ハミルトン自身はこれまでのキャリアで幾度も逆境を乗り越えてきた。フェラーリ移籍2年目の今季、ハミルトンにとって新たな節目となる可能性がある。今後のパフォーマンス次第では、通算8度目の王座への期待も現実味を帯びてくる。
鈴鹿で行われた日本グランプリでは、2014・15・17・18年と4度の優勝を数えるハミルトン。27日に開幕する今年の鈴鹿では、8年ぶりのVに照準を合わせる。
2026年シーズンはまだ始まったばかり。名門フェラーリと偉大なドライバーがどこまで結果を伸ばすのか、今後の展開に大きな注目が集まる。
