今月20日、三重県亀山市の新名神高速道路で、子供を含む6人が死亡した事故、大型トラックで追突して逮捕され
た運転手の供述が分かってきました。
■逮捕の運転手は「丁寧な運転をされる方」
トンネルの中で焼け焦げた大型トラック。外には、原型がほぼ分からないほど激しく壊れた車が2台。ホイールの形から、かろうじて車だと認識できます。

この日の午前2時20分ごろ、トンネル内で大型トラックが渋滞の車列に追突。巻き込まれた2台の車とともに炎上し、子供3人を含む6人が死亡しました。
トラックを運転していたのは水谷水都代容疑者(54)。広島市の運送会社で働いています。

三重県警は事故の翌日、勤務先の運送会社を家宅捜索し、ドライブレコーダーのデータや勤務記録などを押収しました。社長が取材に応じました。
運送会社の社長:
「丁寧な運転をされる方だったので、(事故を)聞いた時には『本当にこの人が』というような状態。本人から携帯が鳴って、それで知った。本人も気が動転していたので、ちょっと支離滅裂な感じ」
社長によると、水谷容疑者は4年以上勤務し、ドライバーとして目立った事故を起こしたことはないと言います。
■トンネル内は”上り坂” 事故現場はいま
水谷容疑者は23日の警察への取材で「前をよく見ていなかった」と供述していることが分かりました。
当時、現場となったトンネル内の制限速度は50キロ。しかし、水谷容疑者はその50キロ規制を超えるスピードで、渋滞の列に追突したとみられています。

さらに路面にはブレーキの痕が残っていて、「直前で渋滞に気付いたが、間に合わなかった」という趣旨の説明もしていることも、取材で明らかになりました。
23日に、現場となったトンネルに行くと…。
(リポート)
「事故があった野登トンネルです。トンネルに入りますと、しばらく上り坂が続いています。速度制限は80キロです」
車線は2本。ただ平坦ではなく、トンネルの中で上り坂が続きます。事故当時と時間帯は異なりますが、車はひっきりなしに通ります。

ハンドルを握るのは年間3万キロ以上という、取材車両のドライバーの印象は…。
取材車両のドライバー:
「(アクセルは)若干踏み込んでいますが、それほど強く踏み込んではいない。比較的、照明が明るいので、前方の車も非常に認識しやすいトンネルだと思います」
トンネルを進んでいくと、出口にかけて右カーブになります。
取材車両のドライバー:
「(カーブで先は)見やすいかと言われると、若干見にくいところはあると思いますが、車間距離をきちっと確保していれば全然問題ないと思います」
出口付近の天井や壁には、黒く焼け焦げた跡が残っていました。
亡くなった6人の身元は、いまだ分かっていません。