原油の急騰は岩手県内の1次産業を直撃しています。
ハウスでトマトを栽培する岩手県盛岡市の農園では灯油や重油の値上がりに苦しんでいます。

盛岡市上太田にハウスを構える武藏ふぁーむでは、約720坪のハウスで年間50トンのトマトを出荷しています。

齋藤優花記者
「トマト栽培に大切な温度管理をこちらでは灯油や重油を使った機器で行っているということです」

トマトの甘さや栄養価は土や室内の温度によって左右されます。

武藏ふぁーむでは土の中を通した管にボイラーで沸かした温水を流すことで、温度を一定に管理していますが、今そのコストが急上昇しています。

武藏ふぁーむ 武藏卓也代表
「燃料やら経費やらが上がって経営には大きく影響している。トマトの価格もすぐ反映されるわけではないので、なかなか厳しい状態」

武藏ふぁーむではボイラーのほかに暖房の設備も使用していて、ひと月に必要な灯油は約800リットル、重油は約2000リットルに及びます。

武藏ふぁーむが契約している業者では、先週、重油の価格を1リットルあたり117.1円から147.1円に30円値上げしたといいます。

3月上旬にトマトの苗を植え、今シーズンの本格稼働を迎えたばかりで降りかかった原油の急騰、武藏代表は今後の見通しが立たないと頭を抱えています。

武藏代表は「もう少し助成が入ってくれて燃料費が抑えられると作りやすい。温度を抑えて燃料節約できれば」と話していました。

岩手めんこいテレビ
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