県は蔵王の樹氷の再生に向けた官民一体の会議を開き、事業を進めるための方針をまとめた。
23日に開かれた会議には、県や大学、観光関係者などおよそ50人が参加した。
県は2024年「樹氷復活県民会議」を発足し、2025年度に再生に向けた実施計画を策定、2027年度に具体的な事業を行う計画だ。
23日の会議では、再生に向けた基本方針が示され、承認された。
方針では樹氷を形作る木である「オオシラビソ」を、「植樹し育てる区域」と「環境を改善する区域に分ける」としている。
また、次世代の子どもたちに蔵王の自然を継承するための教育を推進することが盛り込まれた。
蔵王の樹氷を巡っては、山形大学などが、今月、研究結果を発表していて、蔵王山頂付近のオオシラビソは、夏の平均気温が16度以下でないと育たないとしている。
しかし、2015年以降の平均気温は17度から18度となっていて、温暖化が続けば、木が育たなくなるとしている。
(吉村知事)
「温暖化がどのくらい影響するかは分からないが、オオシラビソ林の復活ということで、私たちができる限りのことを将来の世代につなげていかなくてはいけないと、強い思いで取り組んでいかなければならない」
県は今後、具体的な計画をまとめ、再来年度からの事業に反映させる方針だ。