「芸術は爆発だ!」のフレーズや、1970年の大阪万博の「太陽の塔」の制作者で20世紀を代表する芸術家、岡本太郎の多彩な表現と創造の源泉を探る美術展が20日から鹿児島市立美術館で始まりました。

鹿児島市の鹿児島市立美術館で始まった「なんだこれは!岡本太郎展」。

会場には、オープン前から岡本太郎ファンが大勢詰めかけました。

岡本太郎が世界を「歩く」「みる」「きく」ことで受けた感覚や思想の「インプット」を軸に、その多面的な創造の源泉を探るこの展覧会。

川崎市岡本太郎美術館が所蔵する絵画や彫刻、写真など約80点が展示されています。

川崎市岡本太郎美術館・土方明司館長
「岡本太郎は生前、絵を売らないですべて(出身地の)川崎市に寄贈している。代表作すべてを川崎市の美術館が持っている。(川崎市岡本太郎美術館が)4月から大規模改修するので、貸し出しが可能に。すべて鹿児島の方に見ていただこうとまたとない機会だと思う」

真っ赤なリボンが印象的なこちらは、岡本太郎の代表作のひとつ、「傷ましき腕」。

人物の顔は見えず、ピンクの縞模様のように切り開かれた腕。

真っ赤なリボンは何を表しているのでしょうか。

そして、「太郎の最大にして最高の傑作」とも言われる「明日の神話」。

描かれているのは、原爆が炸裂する悲劇の瞬間です。

「人は残酷な惨劇さえも乗り越えることができる。その先にこそ、明日の神話が生まれるのだ」という強いメッセージが込められています。

岡本太郎の、その大胆な作品と力強い言葉が背中を押してくれると、没後30年を迎えた今なお、多くの人を引きつけていています。

来場者
「東京から来ました。鮮やかな赤と青と黄色と緑と黒と、人間に訴えるような作品がとても響く」

「富山です。何度も岡本太郎の作品は川崎など他の美術館でも見てきたが、鹿児島ならではの独特の熱さに、今感動している」

川崎市岡本太郎美術館・土方明司館長
「岡本太郎自身が『美術のための美術』を否定していた。広く万人のために美術はある。色が美しいとかカタチがおもしろいとかキャラクターがおもしろいとか、いろんな楽しみ方ができる。それぞれ見た人が感じたことをいろいろ楽しんでいただければ」

なんだこれは!

岡本太郎展は5月6日まで鹿児島市の鹿児島市立美術館で開かれています。

鹿児島テレビ
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