17日、全国の土地取引価格の目安となる2026年の公示地価が発表されました。
伸び率も拡大し、バブル期以来の上昇率となるところもありました。
全国で最も地価が高かったのは、20年連続で東京・銀座の山野楽器銀座本店となりました。
1平方メートル当たり6710万円。
2025年より10.9%も上昇しました。
全国平均は、住宅地がプラス2.1%、商業地はプラス4.3%、全用途ではプラス2.8%といずれも5年連続で上昇。
そして、上昇率が最も高かった住宅地は長野・白馬村で、好調なインバウンドを背景に外国人による別荘などの需要の高まりから33%上昇。
商業地では北海道・千歳市が44.1%と大きく上昇しました。
一方、東京都や千葉県など1都3県を含む東京圏の住宅地地価上昇率では、2025年に注目を集めた千葉・流山市が7位、8位、9位にランクイン。
1平方メートルあたり20万円前後で、2025年より2割弱上昇しました。
保護者の代わりに子どもを保育施設に送迎し、一時預かりを行う施設が話題を呼ぶなど、子育てのしやすさが人気を支えています。
利用者:
子育てはしやすいです。兄弟で違う保育園でもそれぞれ保育園に朝つれてってくれたり、あと帰りもお迎えに行ってくれたりするので、すごく助かります。
そんな流山市で特に注目したのは、ランクインした地点に取り囲まれるようにあった最寄り駅、初石駅です。
静かで、落ち着いた雰囲気が漂う東武野田線の初石駅。
出勤時間帯は約6分に1本のペースで電車が発着。
さらに、つくばエクスプレスが利用できる駅までわずか1駅と都心へのアクセスも充実しています。
変化も起き始めています。
駅周辺の再開発が進む今、住民はどう受け止めているのでしょうか。
30年以上在住している人たちは「前はそんなに(地価が)高くなかった。ところが、今は高くなっていますよね。(Q.人も増えてる?)増えてます。子どもが多いですよね」「(マンションが)買った頃と変わらないぐらい(の価格)で売れるんじゃないかな」と話しました。
中には「高騰する前から住んでいるから、なんでみんなこんなに移住してくるのかなって。渋滞とか昔よりあるなって感じます」と街の変化に困惑している住民もいました。
2年前にオープンしたフルーツのサンドイッチが人気のカフェ「コロレ 初石駅前店」。
コロレ初石駅前店オーナー・山田亜弓さん:
大きな駅だとまだまだ小さいお店ですので、土地が高かったりとか、お店も同じような店があるので、オープンすることが難しいなと。
大きな駅に比べ賃料が3分の2に抑えられたのがオープンの決め手に。
しかし、新たな心配事が出てきたといいます。
コロレ初石駅前店オーナー・山田亜弓さん:
お客さんが逆に、土地が高くなったから今までの家を売却して(別の場所に)マンションを買ってしまって、いなくなってしまったりとかもあるのでちょっと難しいところ。
地域の魅力が鍵となる地価上昇。
それに伴う、生活のさまざまな変化も見えてきました。