春の訪れを告げる桜前線が各地でスタート。

17日午後3時ごろの愛知・名古屋市のソメイヨシノの標本木。
気象台の職員が桜の様子を観察します。そして…。

気象台職員:
いま確認したところ、6輪以上咲いていることを確認しましたので、桜の開花を観測しました。

平年よりも7日早く、観測史上最速タイとなる桜の開花となりました。

一方、関東ではすでに満開の早咲き桜に花見客が殺到していました。

埼玉・坂戸市へ向かう道中、土手沿いに見事な桜並木がありました。

坂戸市の北浅羽桜堤公園で始まった「桜まつり」の会場は、平日にもかかわらず多くの人が訪れていました。

訪れた人は「きれいに咲いてて見に来られてよかった」と話しました。

ソメイヨシノよりも早く咲く桜「安行寒桜」。
その見どころは、土手沿い約1.2km続く桜のトンネル。
約200本の桜が満開となり、見頃を迎えています。

桜まつりが始まった土日には、約2万5000人の花見客が訪れたということです。

土手沿いに続く、圧巻の桜並木。
その桜の下でシートを広げ花見をする家族連れなどでにぎわいを見せていました。

テーブル持参で桜の木の下でランチタイムを楽しむ70代の夫婦は「(Q.すごい準備ですね)妻が全部準備してくれて、ついついやっぱり食べちゃう」と話していました。

約1.2km続く桜並木はソメイヨシノより2週間ほど早く咲くことから、26年前、坂戸市と国が川沿いを整備した際に、住民に桜の花を2度楽しんでもらおうと200本が植えられました。

この春の景色をバックに愛犬の写真を撮影する様子など記念撮影する人があちらこちらに。
ランドセルを背負って写真を撮影する女の子もいました。

新1年生だという女の子は17日がランドセルデビューとなりました。
お母さんと2人で桜の木の下で撮影した写真は思い出に残る1枚となりました。

3歳になる子供の写真を撮りに来た家族は、小さい椅子を持ち、入念に場所選び。
ベストな笑顔を狙うためか、歌を歌いながらの撮影となりました。

桜の下で、歌声とともにこだまするシャッターの音。
そして、100点満点だという写真は、桜並木をバックに笑顔が素敵な1枚が撮れました。

さらに、花見といえば一段と盛り上げるグルメも盛りだくさんです。

桜まつりの期間中、キッチンカーが出店。
ポカポカ陽気でかき氷が人気となる中、地元の地鶏を使った炭火焼きなどが並びます。

そして午後になると、平日にもかかわらず臨時駐車場が満車になる盛況ぶりでした。

一方、桜の本命ともいえるソメイヨシノは、16日に高知と岐阜、甲府、そして17日、名古屋で開花を発表。
桜前線がスタートしました。

最高気温17.2度と春の陽気となった広島市。

午前10時、標本木に広島地方気象台の職員が訪れ、桜の開花の観測を行いました。

ソメイヨシノの標本木に5輪以上花が咲くと開花となりますが、気象台職員は「きのうより少しピンク色部分も増えているが、まだ開花している花もないということで今日も開花は残念ながらありません」と話し、開花の発表はお預けとなりました。

岩手・盛岡市では17日朝、国の天然記念物「石割桜」の幹や枝を守っていた雪囲いが取り外され、春の装いとなりました。

石割桜は樹齢360年を超えるエドヒガンザクラで、毎年、雪囲いをして冬を越しています。
石割桜は3月下旬に開花する見込みです。