福島県内の約1万4千人が旅立ちの日を迎えた。県内のほとんどの公立中学校で卒業式が行われ、涙と笑顔で通い慣れた学び舎に別れを告げた。

福島県浪江町のなみえ創成中学校。10人の卒業生のうち3人が2011年・震災の年に生まれた。
なみえ創成中学校の青田亮一校長が「震災から15年。浪江町は日々変化しています。しっかりと地に足をつけて、自分の気持ちをコントロール、感情・行動をコントロールし、様々な困難を乗り越えてください」と式辞を述べた。

「卒業おめでとう!」「ありがとうございます」
震災と原発事故のあとで休校になった中学校を改修し、2018年に開校したこの学校、卒業生の親の半分以上は移住者だ。かつての絆と新たな絆でつながる新しい浪江町。卒業生たちもこの1年、町と協力して浪江のPR活動を行うなど、みんなにとってここは大事な「ふるさと」になった。

移住してきた松田陽大さんは「最初は本当に知らない場所でとても不安だったんですけど、友達とか、地域の方々とか、先生のお陰で本当に楽しい3年間になりました」と話す。浪江町出身の渡部結牙さんは「(これからも)浪江以外でも震災にあった地域とかの良さを色んな地域に伝えられたら良いなって思ってます」と話した。

「この3年間の思い出を胸に、勉強や好きな事を諦めずに取り組んでいきたいです。高校生活を頑張ろうね」と女子生徒。また、ふるさと・浪江で再会しようね。

多くの卒業生は4月からそれぞれ相双地域の高校に進学する予定だということだ。

福島テレビ
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