少雨のため佐賀・唐津市の離島では貯水池の貯水率が一時、24%まで低下。渇水で島の生活用水が危機的な状況となっている。このため海水を真水に変える「浄水装置」を設置し水不足をしのいでいる。

渇水で離島の生活用水がピンチ

九州北部地方では去年10月中旬から雨が少ない状況が続いている。
その影響はダムの貯水率低下だけではない。離島の生活を支える水も激減しているのだ。

加唐島(佐賀・唐津市)
加唐島(佐賀・唐津市)
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佐賀・唐津市の離島・加唐島。
玄界灘のこの離島では少雨の影響で貯水池の貯水率が一時24%まで低下した。

海水を真水にする「浄水装置」
海水を真水にする「浄水装置」

早ければ4月にも水の供給がストップする恐れがあるため唐津市は対策本部を設置。島の生活用水を確保するための対策を始めた。

海水を真水にする「浄水装置」設置

その対策とは、海水を真水に変える「浄水装置」の設置。どのような装置なのだろうか。

装置を提供した水資源機構によると、不純物を取り除いた海水に圧力をかけ特殊な膜を通すことによって、塩分などを除いた真水を取り出すことができるという。

その真水はそのまま飲料水としても使用できるが、加唐島では抽出した真水を送水管でいったん貯水池に送り、それを浄水場で浄水した後に各家庭に供給する。

海水を真水に変えるこの装置は東日本大震災や熊本地震でも活用された。

この装置は常設ではなく、期間限定の臨時的な措置。今年4月末まで設置される予定だが、今後の雨次第では予定より早めに返却する可能性もあるとしている。

サガテレビ
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