梅雨入りした九州北部。気温に加えて湿度も高まるジメジメした日が続く。この時期にリスクが高まるのが、食中毒だ。食中毒対策に繋がる野菜を長持ちさせる保存方法が、いま注目されている。

肉や魚だけでなく野菜も…

6月10日午後2時頃の福岡・久留米市。この日の福岡県内は、久し振りに晴れ間が広がり、久留米市の日中の最高気温は30.3℃と4日ぶりの真夏日となった。

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気温に加えて湿度も高まるこの時期。特に気を付けたいのが食中毒だ。県内では、5月28日に福岡市内の飲食店を利用した男女4人が腹痛や下痢、発熱などの症状を訴えて医療機関を受診した。保健所が調査した結果、食中毒と判断され、県が注意を呼びかけている。

管理栄養士の室井由紀子さんは「梅雨に入ってきて、湿度が上がってしまって、細菌が増えやすい時期になってきているので、食中毒が起きやすくなっている」と話す。

食中毒の危険性が高まるこの時期、食の専門家によると、肉や魚だけでなく野菜にも注意が必要だという。

管理栄養士の室井さんは「野菜に水分がついて、食中毒菌が増えたり、冷蔵庫の保存方法とかを間違えてしまうと食中毒のリスクはあがってしまう」と警鐘を鳴らす。

正しく保存すると鮮度も長持ち

そうしたなか、北九州市小倉北区で青果の仲卸業を営む小林青果が、野菜や果物のプロならではの情報を発信している。

「弊社のオンラインストアのなかに野菜、果物の保存方法や下処理を検索できるコンテンツを開発しました」と話すのは小林青果の寺井麻美さんだ。

サイトにはタマネギやニンジン、ジャガイモなど、さまざまな野菜が並び、それぞれに適した保存方法を掲載。2026年4月に開設され、現在は野菜50種類、果物22種類、キノコ7種類の合わせて79種類の保存方法を紹介している。

小林青果の寺井さんは「正しい方法で保存することで、鮮度が長持ちしますし、夏場の環境的に傷みやすい時期とかも参考にして頂けるのではないかと思う」と話す。

実際の保存方法を教えてもらった。

トマトのヘタの部分に菌が…

まずは、トマト。夏の定番野菜だが、温度や湿度の影響を受けやすい野菜でもある。傷みの原因となる表面の水分を拭き取る。

小林青果の寺井さんによると特に気をつけたいのが、ヘタの部分だという。ヘタは、水分が残りやすいので、しっかり意識して拭き取るのが大切だという。

キッチンペーパーで包み、ヘタを下向きにする。「ヘタの部分の方が、お尻の部分よりも硬いので重さで潰れて傷んだりしないようにヘタを下にしておく」(『小林青果』寺井麻美さん)のだという。

包んだあとは重ならないように保存袋にいれ、冷蔵庫で保存する。まだ熟れていないトマトは、常温で数日保存し、赤く色づいてから冷蔵庫へ移すといいそうだ。

続いては、キノコ類のシイタケ。傘の内側にあるうま味成分を落とさないよう傘を下にして保存するのがポイントだ。

また、冷凍する場合は傘と軸を切り分けて、食べやすいサイズにカットし保存袋に入れて冷凍すると風味を保ちやすいという。

小林青果の寺井さんは「今後は、保存方法と下処理方法に加えて、野菜に関する豆知識だったりとか簡単に作れるレシピを追加していきたい」と話す。

食中毒対策にもつながる野菜の保存方法。この機会に改めて確認してみてはいかが。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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