アリナミン製薬は、医師の処方箋を必要としない緊急避妊薬=アフターピル『レソエル72』を9日から全国の薬局やドラッグストアで発売する。
緊急避妊薬は、性行為から72時間以内に服用すると妊娠を防ぐ効果がある。
これまでは医師の診察が必要だったが、海外で市販化が進む中、日本でも薬へのアクセス改善を求める声が高まっていた。
2026年2月には第一三共ヘルスケアから緊急避妊薬『ノルレボ』が国内初の市販薬として発売されていて、今回が国内2例目となる。
『レソエル72』は、広く医療現場で処方されている『レボノルゲストレル錠1.5mg「F」』をスイッチOTC化した製品で、希望小売価格は1錠6930円となっており『ノルレボ』より550円安い。
アリナミン製薬は、国内製造による調達コストの最適化などで手に取りやすい価格設定を実現したとしている。
購入に年齢制限はないが、薬剤師の立ち会いのもと、その場で服用する必要があり、服用後は3週間後に検査薬や医療機関で妊娠しているかどうかを確認する必要がある。
さらに、アリナミン製薬は「製品を発売するだけでなく、アクセス環境のさらなる改善、正しい知識の普及などが重要」として、購入前から服用後までを支援するLINE公式アカウントによるチャットサービスの運用も開始した。
公式LINEでは、事前に「適正使用のためのチェックシート」を入力でき、来店時には画面を提示するだけで購入意思を示すことができる。
また、通知画面に製品名や「妊娠」「避妊」などの文言が表示されない仕様となっており、プライバシーに配慮している。
アリナミン製薬は「使用者の不安軽減に貢献できる製品となることを目指す」としている。