3月8日は女性の生き方やキャリアについて改めて考える「国際女性デー」でした。

こうした中、イット!は「465分の68」という数字に注目しました。
これは、2月の衆院選で当選した議員のうちの女性の人数です。

宮司愛海キャスター:
取材をさせていただいた藤田ひかる議員は「分からないことが多かった」「明示されてないことが多かった」と語っていましたが、岩田さんもこれまで取材されてきた中で、女性議員の方含めいろいろ議員の方々、そういった声っていうのは聞かれましたか?

SPキャスター・岩田明子氏:
これは本当に長い間テーマになってきたことで、本当に事あるごとによく耳にしましたね。私、政治部入ってきたのが2000年でしたけど、当時はまだ首相官邸の中の女子トイレも少ない状況で、やっとここまで託児所とか制度が整ってきたと感じるんですけど、制度だけじゃなくて、例えば育休・産休を取っている時に休むことはできても、例えば代わりに投票することができないとか、こういったところは代理投票制が海外にはありますから、議員としての機能も果たせるような状況にするというのも議論していく必要があるかと思います。

木村拓也キャスター:
現段階での日本のルール作り、国会ではどうか見ていきますと、これまで議員が国会を欠席できる理由というのは、「本人の出産」に限るとなっていたんです。
これが2025年11月に衆議院規則が改正され、「配偶者の出産」「育児」「看護」「介護」「不妊治療に関わる通院」を明記しました。
もう少し詳しく直近のデータを見ていくと、G7各国の衆議院や下院の女性の割合でいうと日本は146位、14.6%。世界平均27.5%と比べてもはるかに低い結果になっています。
もう少しフィーチャーしていくと、例えば29位のイギリスでは、女性議員が増えていくことによって、議事堂という職場でふさわしくない行動に反対するということであったり、メディアやSNSにおける性差別に関する議論など、女性が議員活動を続けるための具体的な提案が結果として行われたということです。

宮司愛海キャスター:
多角的な視点を取り入れることができたというところなのかなと思いますが、やっぱり岩田さん、こう見るとクオータ制(法律などで女性の候補者や議員の比率を決めるシステム)といった抜本的な改革も必要とされるわけですかね?

SPキャスター・岩田明子氏:
数値目標を決めてしまうと、アファーマティブ・アクションとの関係で常に議論が起こるんですけど、物事を進めるためにはある程度数値目標を決めて増やして、そこから出てきた弊害を是正していく方が話は早いのかなと感じていますね。

宮司愛海キャスター:
確かに同時並行で質を上げる、量を増やすというところ、どっちもやっていかないと数としては増えていかないですね?

SPキャスター・岩田明子氏:
政策を進めていくというのは、いろいろな不備とか調整しないといけないものが出てくるというのは、どんな分野でもそうですから、問題が出たらそこで修正するでいいと思うんです。

宮司愛海キャスター:
今回取材をしましたが、女性議員が少ないのは政治だけではなく社会全体の課題でもあるということですから、藤田議員のように声を上げることで、これまで見えにくかったことが可視化されているということで、多様な人が国会に参加して、より良い議論がなされることをこれから期待したいなと思います。