真っ白な湯気がもうもうと上がる大鍋。
その中から現れたのは、アツアツのシューマイです。

しかし、ブームにあるシューマイが今、ピンチに見舞われています。

東京・文京区にあるシューマイ専門店「野田焼売店 駒込店」。
肉汁が今にもあふれ出しそうな定番のシューマイに加えて、唐辛子がささった「辛味焼売」や「チーズ焼売」といった変わり種も人気です。

老若男女を問わず大人気のシューマイ。

日本シュウマイ協会によりますと、2015年にはわずか4軒だったシューマイ専門店が2021年には79軒。
そして2025年は149軒と、この10年間で急増しているのです。

野田焼売店 駒込店・鳴海達也さん:
シューマイ専門店です。(1日に)大体300個くらい売っている。おいしいシューマイを食べてほしいので、蒸したてを意識してやっている。

ところが今、大人気のシューマイがピンチに見舞われています。

シューマイの材料となるタマネギの値段が高騰し、平年と比べ約1.6倍と、高止まりの状態が続いているのです。

野田焼売店 駒込店・鳴海達也さん:
お肉とタマネギと調味料。タマネギは欠かせないと思う。(タマネギの仕入れ値は)大体2割ぐらい上がったかなと。(シューマイは)ギョーザと比べて工程が少ない分、セイロに入れて蒸してるだけなので、その間に他のことができるのはメリットかなと。

取材したこのお店では、原材料費の高騰を受け、スタッフの数を減らすなどして対応しているということです。

そのシューマイについて店で聞いてみると、「包むのが大変だから家では作らない」という声が多い中、フライパン1つで作る「包まないシューマイ」のレシピが話題になっています。

まずはポリ袋にひき肉、タマネギのみじん切り、調味料を入れてこね、肉ダネを作ります。
続いて、フライパンに5mm幅に切ったシューマイの皮を広げたら、その上に肉ダネを平らにのせ、残りの皮を全体に散らしてグリーンピースを等間隔に並べます。

そのフライパンに水を入れ、ふたをして7分から8分ほど蒸し焼きにし、最後に余分な水分を飛ばせば、包まないシューマイの完成です。

さらに、旬の春キャベツを使った花シューマイも。
千切りにしたキャベツに塩を振ってもみ、水気を切って片栗粉を加えます。

それを丸く形を整えた肉ダネにまぶしたら、クッキングシートを敷いたフライパンに並べ、水を入れて蒸し焼きにするだけ。

これで皮を使わない花シューマイの完成です。